総務省は29日、スマートフォンの通信などに使う「2・5ギガヘルツ帯」の周波数を、KDDI子会社の通信会社UQコミュニケーションズに割り当てた。ソフトバンクの子会社は認められなかった。ソフトバンクの孫正義社長は、決定方法が不透明だとして再審議を求め、行政訴訟も辞さない構えだが、KDDIの田中孝司社長は記者団に「評価基準は透明化されていた。批判は心外だ」と語った。 UQコミュニケーションズは割り当てられた周波数を使い、10月に110メガbps、来年3月に現時点で業界最速となる220メガbpsの通信速度の実現を目指す。 関連記事KDDI系に周波数、総務省審議会答申 ソフトバンク反発7/27孫社長、総務省を批判 周波数割り当て「密室で決まる」7/25レコメンドシステムによる自動選択最新トップニュース