自民党内で福島第一原発の除染費用の一部を国費で負担する案を検討していることについて、麻生財務相は政府としても検討する可能性を示した。 麻生財務相「東電1社だけにすべての責任があるかのごとき話をするのはいかがなものか」 現在の原発の除染費用を巡っては、法律では東京電力が全額負担することになっているが、東電は、賠償や廃炉に加えて除染費用まですべてを負担できないとして、国に財政支援を求めていた。 自民党内では、東電だけでは除染が遅れて復興が進まないとみて、除染費用の一部を国費で負担する案を検討している。麻生財務相は、「除染の額がどれくらいになるか見えていない」とした上で、自民党の意見を聞き、政府としても除染費用の負担を検討する可能性を示した。
<9月のG20サミットがポイント> ナチス発言をしながら、「大臣を辞職しない」「謝罪もしない」――と、居直っている麻生財務相。閣僚からは「発言を撤回したから、これで一件落着じゃないか」(古屋圭司国家公安委員長)などと能天気な発言も飛び出している。 しかし、麻生大臣は8月末までに辞職に追い込まれる――という見方が徐々に広がりはじめている。ホワイトハウスは、いまのところ沈黙を守り、欧米メディアの報道も抑え気味だが、9月に入ったら、批判が強まる可能性が高いというのだ。 「いま欧米が沈黙しているのは、8月だからです。まず、バカンスのシーズンだということです。東京駐在の外国メディアの記者も休暇を取っている。しかし、ユダヤ人人権団体のサイモン・ウィーゼンタール・センターは、〈ナチズムの犠牲になった世界のすべての人々に対して謝罪が必要〉と、あくまで謝罪を要求している。ナチス問題に敏感な欧米各国が、
麻生太郎財務相のナチス発言に関する申し入れで首相官邸を訪れたが、「門前払い」された民主党の高木義明国対委員長(中央)ら=7日午後、樫山晃生撮影 民主、みんな、共産、生活、社民の野党5党は麻生太郎副総理の「ナチス発言」に抗議する声明をまとめ、菅義偉官房長官に声明を渡そうとしたが、首相官邸は7日、5党の代表に対し、「約束がない」として門前払いにした。 声明は麻生氏の発言を「ナチズムを肯定する釈明の余地のない暴言」と批判し、安倍晋三首相に麻生氏の罷免(ひめん)を要求。5党の国会対策委員長は7日午後、声明を菅官房長官に手渡すため官邸を訪ねたが、正門前で職員に制止された。 民主党の高木義明国対委員長は官邸前で記者団に「数の力で聞く耳を持たず、野党を相手にしない横暴には屈するわけにいかない」と怒りをあらわにした。一方、政府高官は「麻生氏はナチスを肯定していない。(声明は)事実誤認が甚だしい。受け取
民主党など野党5党の国対委員長は7日、憲法改正に絡み戦前ドイツのナチス政権を引き合いにした麻生太郎副総理兼財務相の罷免を求める共同声明を官邸に持参したところ、門前払いを受けた。面会予約がないとして正門前で職員に制止された。野党とはいえ、国会議員が官邸に入ることさえ拒まれるのは異例だ。 民主党の高木義明氏は官邸前で記者団に「予約を取ろうとしたが、のれんに腕押しだった。非常に遺憾だ」と強く非難した。 声明は、安倍晋三首相による罷免か、麻生氏の自発的な辞任を要求。民主、社民両党のほか、みんなの党、共産党、生活の党の党首らがそれぞれ署名した。 高木氏らは菅義偉官房長官に会いたいとして、押し問答を約10分間続けたが、職員は「お会いできないということだ」との回答を繰り返した。
麻生副総理兼財務大臣は、憲法改正に絡み、ドイツ・ナチス政権を引き合いに「手口を学んだらどうか」などと述べたことについて、誤解があったとして発言を撤回しました。 麻生副総理兼財務大臣:「誤解を招く結果となったので、ナチス政権を例示として挙げたことは撤回したい」 この問題は、麻生副総理が先月29日、東京都内で行った講演で、当時、世界で最も民主的といわれたドイツのワイマール憲法が「いつの間にかナチスの憲法に変わっていた。あの手口を学んだらどうか」などと発言したとされるものです。発言を受けて、中国政府やアメリカのユダヤ系団体などから批判の声が上がっていました。麻生副総理は1日、発言を撤回し、「悪しき例としてナチス政権を引き合いに出した」と釈明しました。 菅官房長官:「安倍内閣としては、ナチス政権を肯定的に捉えるようなことは断じてないことは明らかにしたい」
また政治家の発言が波紋を広げた。麻生太郎副総理が憲法改正をめぐり、ナチス・ドイツを引き合いに「手口に学んだらどうか」と発言。国内外から批判が高まるや、あっさり撤回した。繰り返される閣僚の失言に、識者や関係団体から厳しい声があがった。 「政治家の公の場の発言とは思えない言葉の軽さ。まるでスナックでの会話」。放送プロデューサーのデーブ・スペクターさんはあきれる。 「世界が日本の右傾化を疑う中で、『軍国主義を進めている』と受け止められる。麻生さんはお盆休みに(ナチスによるユダヤ人虐殺を描いた映画)『シンドラーのリスト』を見て歴史を勉強するべきだ」 続きを読む関連記事麻生氏、ナチス発言を撤回 「改憲の悪しき例あげた」8/1ナチス発言「世界に謝罪を」 米ユダヤ人人権団体副代表8/1「撤回は当然」与党からも批判 麻生氏のナチス関連発言8/1麻生氏が発表したコメント全文8/1「ある日気づいたらナチス
■麻生太郎副総理 日本の置かれている国際情勢は(現行憲法ができたころと)まったく違う。護憲、護憲と叫んでいれば平和がくると思うのは大間違いだし、仮に改憲できたとしても、それで世の中すべて円満になるというのも全然違う。改憲の目的は国家の安全や国家の安寧。改憲は単なる手段なのです。狂騒・狂乱の騒々しい中で決めてほしくない。落ち着いて、我々を取り巻く環境は何なのか、状況をよく見た世論の上に憲法改正は成し遂げるべきなんです。そうしないと間違ったものになりかねない(東京都内で開かれたシンポジウムで) 関連記事「連合、調子良すぎるんじゃないの?」 麻生副総理7/14「アベノミクスを継続させてください」麻生副総理7/13「選挙で勝つと言われても改選は半数」自民・麻生副総理7/10「小沢さんも普通の政治家になった」自民・麻生副総理7/9「お堅い財務省だって動かしたよ」麻生・副総理兼財務相6/1法人減税「
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