2021年6月29日、Springer Nature社が、包括的な著者名変更方針を導入することを発表しました。これにより、研究者は、過去に同社のジャーナル・書籍・会議録で発表した論文の最終公開版およびメタデータに記載された著者名について、遡及的に変更することが可能となります。 氏名の変更を非公開で実施するか、変更を通知するかどうかは、著者が選択できます。 今回の発表は、おもにトランスジェンダーの研究者のニーズを満たすことを目的としていますが、宗教上の理由などによる変更も認められます。 著者名に加え、著者の人称代名詞や著者の写真などの経歴の情報も必要に応じて修正されます。 シュプリンガー・ネイチャー、トランスジェンダー包括的な氏名変更方針を導入(Nature Asia, 2021/6/29) https://www.natureasia.com/ja-jp/info/press-releas