研究者は研究費がないと研究できないかといえばそんなことはないのだが、研究費がつけばそれが何らかの研究意欲を加速することになる。2022年度から日本学術振興会科学研究費に基づく5年計画の研究「マージナルな歴史的記憶を負荷された地域アーカイブ研究」(22K12717)を始めている。昨年度は福島をフィールドにして最初の研究調査を始めた。また、研究方法についてはまったく新しいものを提案することもあり、次の3つの論文発表や講演を行ったり、これから行う予定である。 「地域アーカイブの実践を福島に見る: 集合的記憶をさぐるための方法的検討」『日本の科学者』vol.58, no.5, 2023年5月, p.4-10. 「図書館が地域アーカイブ機関であること」2023関東地区公共図書館協議会研究発表大会, 2023年6月28日. 「ナショナルアーカイブと地域アーカイブの間:図書館情報学概念の整理」日本図書館