2012年の秋ごろだった。親しくしていた自民党の議員とお酒を飲んだ席で、こんなことを言われた。「横浜でオープンデータは絶対に実現しませんよ。議会において弱小政党である、みんなの党(当時、第4会派)がオープンデータに取り組む限り、私たちは全力で潰しますから」。わかりやすく言えば、「弱小政党が目新しい政策を主張したって誰も見向きもしないし、仮に取り組むべきテーマだったとしても、弱小政党に言われて始めるわけにはいかない」という意味だったと思う。「あぁ、そういうものなのか」と思いつつも、「オープンデータの取り組みは世界的な潮流だし、議会の中のそういうプライドで止められるようなものではないと思うけどなぁ」と切り返したのを、今でもはっきりと覚えている。 この件は、2013年に書いた自身のブログ「オープンデータはキャズムを超えるか?」でも、議会の1つの体質を表す逸話として紹介した。オープンデータは、そん