オーケストラと「アーカイブ」
ハワイ大学アメリカ研究学部教授、吉原真里のブログです。『ドット・コム・ラヴァーズーーネットで出会うアメリカの女と男』（中公新書、2008年）刊行を機に、アメリカのインターネット文化や恋愛・結婚・人間関係、また、大学での仕事、ハワイでの生活、そしてアメリカ文化・社会一般についての話題を掲載することを目的に始めました。諸般の事情により、2014年春から2年半ほど投稿を中止していましたが、ドナルド•トランプ氏の大統領選当選の衝撃で長い冬眠より覚め、ブログを再開することにしました。 NHK交響楽団の月刊機関誌『フィルハーモニー』に「オーケストラのゆくえ」という連載があり、12月号に私の文章が掲載されています。12月中にN響のコンサートに行くかたは現物が手に入りますが、そうでないかたはこちらでPDF全文をご覧いただけますので、読んでいただけたら嬉しいです。（私の文章はp.38~41です。） 題して「
文化財職員の“発掘”急務 減員、高齢化が全国課題に
遺跡の発掘調査や文化財保護を専門とする職員を確保しようと、各地の自治体と文化庁が学生向け説明会やインターンシップ（就業体験）に力を入れている。財政難などによる減員に加え、現役職員の高齢化も進展。観光振興に文化財を生かす取り組みが広がる中、人材の掘り起こしが全国的な課題となっている。 文化庁によると、ピーク時の2000年には全国の自治体に約7100人の専門職員がいたが、公共事業の減少で発掘作業が減ったほか、財政難や市町村合併による減員もあり、ここ数年は5900人前後で推移している。その約７割が40、50歳代と高齢化も顕著だ。 文化庁は昨年度、東京と奈良の大学で学生向けの説明会を初めて開催。それぞれ約200人が参加し、自治体の若手職員が語る仕事の魅力や苦労話に耳を傾けた。本年度は仙台と福岡の大学で開く予定だ。埼玉県が考古学専攻の学生をインターンシップで受け入れるなど、自治体も新規採用に努めてい
CA1854 – 国立図書館によるデジタル化資料の専門家育成：LCとBLの事例から / 東川 梓
CA1853 – 神戸大学附属図書館「震災文庫」利用の現状と課題 / 井庭朗子, 小村愛美, 花﨑佳代子 国立図書館によるデジタル化資料の専門家育成：LCとBLの事例から 国際子ども図書館資料情報課：東川梓（ひがしがわ あづさ） 1. はじめに 海外の国立図書館では館外の研究者や図書館員の専門性を育成する活動の一環として、フェローシップと呼ばれる研究奨励制度やレジデンシー・プログラムと呼ばれる一定期間滞在しながら研究を行うプログラムが実施されている(1)(2)。特にデジタル化資料に携わる研究員や図書館員の専門性を高めるために、米国議会図書館（LC）ではNational Digital Stewardship Residency （NDSR）(3)、英国図書館（BL）でもBLラボ（British Library Labs）(4)などが近年始まった。資料のデジタル化に関する技術や人材は確立さ
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歴史資料の有効活用担う 「アーキビスト」育成急務 公文書の収集・保管 国際的に遅れ - 日本経済新聞
