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ブックマーク / current.ndl.go.jp (2,679)

  • E2681 – 令和6年能登半島地震による図書館等への影響

    令和6年能登半島地震による図書館等への影響 関西館図書館協力課調査情報係 2024年1月1日、石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6(暫定値)の地震が発生し、様々な被害が生じた。稿では、2024年3月1日までの情報を基に、地震の影響を受けた図書館等の状況を中心に紹介する。 ●図書館への影響と図書館の対応 石川県をはじめ、新潟県、富山県、福井県内の多くの公共図書館、大学図書館が臨時休館を発表した。その後、多くの館では1月中に再開が発表された。石川県立図書館は、石川県内の各図書館の状況をまとめたほか、この地震に関連した同館のサービスについての情報を発信するウェブページを作成した。県立長野図書館も、県内各館の状況をまとめたページを作成した。小矢部市民図書館(富山県)、氷見市立図書館(富山県)は、被災時の状況を撮影した写真を公開したほか、富山県立図書館、黒部市立あおーよ図書館(富山県)は

    E2681 – 令和6年能登半島地震による図書館等への影響
  • E2680 – 欧州のリポジトリの現状に関する調査報告書

    欧州のリポジトリの現状に関する調査報告書 国立情報学研究所・前田隼(まえだじゅん) ●はじめに 2023年12月5日、OpenAIRE、欧州研究図書館協会(LIBER)、SPARC Europe及びオープンアクセスリポジトリ連合(COAR)は共同で、欧州のリポジトリの現状に関する調査報告書“Current State and Future Directions for Open Repositories in Europe”を公表した。この調査報告書は、2023年1月にOpenAIREらが欧州のリポジトリ・ネットワークの強化を目的として立ち上げた共同戦略に基づき、欧州のリポジトリの現状に関する調査を実施した結果をまとめたものである。調査は、2023年2月9日から3月10日にかけて、欧州を拠点とするリポジトリの管理者を対象としてオンラインで実施され、欧州の34か国から394の回答を得ている。

    E2680 – 欧州のリポジトリの現状に関する調査報告書
    egamiday2009
    egamiday2009 2024/06/06
    “今後は個々の機関が所属機関や学術分野を超えて、世界や広く市民一般まで学術情報を届けるという視野を、担当者レベルで持つこと”
  • E2678 – 図書館に学ぶ資料のデジタル化とデジタルアーカイブ<報告>

    図書館に学ぶ資料のデジタル化とデジタルアーカイブ<報告> 岐阜県博物館/岐阜県博物館協会・南有紀(みなみもとゆき) ●はじめに 最近、博物館では「デジタルアーカイブ」が話題である。2022年の改正博物館法で博物館事業の一つと明記され、喫緊の課題となっているためだ。 2019年度の調査によると、ウェブサイト上で目録を公開している博物館は12%であった。また、別の2020年度の調査によると、博物館の72%は収蔵品をオンラインで公開しておらず、デジタルアーカイブの整備は24%に過ぎず、かつ半数が実施の予定はないとしていた。こうした現場に、改正博物館法は大きな衝撃を与えたのである。 この状況を踏まえ、2024年1月17日、岐阜県博物館協会(県博協)もの部会では、デジタルアーカイブ研修「図書館に学ぶ資料のデジタル化とデジタルアーカイブ」を開催した。稿ではこの研修について概報する。 ●研修企画の経

    E2678 – 図書館に学ぶ資料のデジタル化とデジタルアーカイブ<報告>
  • E2677 – 博物館DXと地域文化遺産シンポジウム石川2023<報告>

    博物館DXと地域文化遺産シンポジウム石川2023<報告> 金沢大学資料館・松永篤知(まつながあつし) 2023年12月17日、金沢大学資料館は、文化庁の令和5年度Innovate MUSEUM事業の一環で、「博物館DXと地域文化遺産シンポジウム石川2023」をハイブリッド形式で開催した。博物館DX(デジタル・トランスフォーメーション)とは、博物館資料や博物館業務のデジタル化による改革を指す。シンポジウムは、石川県における博物館DXの試みとして構築した「石川デジタルミュージアムネットワーク」(IDMN)の公開を記念して開催された。対面114人、オンライン60人の参加があった。稿では、その内容を紹介する。 山岸雅子(金沢大学理事・副学長)からの開会挨拶の後、博物館DXに関する取組を紹介する五つの講演と、討論会が行われた。講演1から3の座長は筆者が、講演4と5の座長は吉永匡史(金沢大学資料館

    E2677 – 博物館DXと地域文化遺産シンポジウム石川2023<報告>
  • E2676 – 「鳥取県立鳥取西高等学校デジタルコレクション」の公開

    「鳥取県立鳥取西高等学校デジタルコレクション」の公開 鳥取県立鳥取西高等学校同窓会事務局・蔵多敏夫(くらたとしお) 2023年10月19日、「鳥取西高等学校創立150周年記念事業」の一環として、同事業実行委員会がウェブサイト「鳥取西高等学校デジタルコレクション」(以下「鳥取西高デジタルコレクション」)を公開した。鳥取県立鳥取西高等学校(以下「鳥取西高」)は、1873(明治6)年10月28日、「第四大学区第十五番変則中学校」として、鳥取藩校「尚徳館」の精神を受け継ぐと共に、洋学修学を独自の目標として発足した。戦前、変則中学校から移行した鳥取第一中学校(以下「一中」)に隣接して、1888(明治21)年鳥取県立高等女学校(以下「高女」)が開校した。戦後、鳥取第一高等学校(旧一中)、鳥取第三高等学校(旧高女)、鳥取商業高等学校が統合され、鳥取西高となった。2023年度現在、生徒842人、教職員90

    E2676 – 「鳥取県立鳥取西高等学校デジタルコレクション」の公開
  • E2673 – ドーナツ・プロジェクト2023シンポジウム<報告>

    ドーナツ・プロジェクト2023シンポジウム<報告> 早稲田大学坪内博士記念演劇博物館・田村優依(たむらゆい) 2023年12月13日、早稲田大学坪内博士記念演劇博物館主催により、シンポジウム「ドーナツ・プロジェクト2023―舞台芸術に携わる人のためのアーカイブガイドブックつくりました―」を開催した。シンポジウムは、当館が2022(令和4)年度から文化庁「大学における文化芸術推進事業」の助成を受け実施した「舞台公演記録のアーカイブ化のためのモデル形成事業(通称:ドーナツ・プロジェクト)」の成果報告として企画した。稿では、シンポジウムの内容を紹介する。 冒頭では、当館前館長で、ドーナツ・プロジェクト(以下「事業」)を牽引する岡室美奈子(早稲田大学文学学術院教授・文化推進部参与)が、発足の経緯について説明した。事業はアーカイブの意義と可能性、公演映像など資料のデジタルデータの適切な保存・

    E2673 – ドーナツ・プロジェクト2023シンポジウム<報告>
    egamiday2009
    egamiday2009 2024/06/06
    「舞台芸術に携わる人々が作品やその創作過程などを「残す」意識を持つように変化していく必要があること、そのためには本事業で作成したガイドブックや権利処理などの知識を提供する場が必要であること」
  • E2671 – 安全で包摂的な図書館サービス運営の実践ガイド(英国)

    安全で包摂的な図書館サービス運営の実践ガイド(英国) 筑波大学図書館情報メディア系・五十嵐智哉(いがらしともや) 2023年9月、英国図書館情報専門家協会(CILIP)は“Managing Safe and Inclusive Public Library Services : A Practical Guide”を公開した。このガイドラインは、2008年に英国博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)が発行したガイドライン“Guidance on the Management of Controversial Material in Public Libraries”に代わるものとして位置付けられている。ガイドラインが作成された背景として、米国の図書館において検閲・禁書が増えてきていることが挙げられている(CA2029参照)。公共図書館は伝統的に、賛否両論あるような内容が書かれた資料があ

    E2671 – 安全で包摂的な図書館サービス運営の実践ガイド(英国)
  • E2669 – デジタル時代のオランダ国立図書館の挑戦<報告>

    デジタル時代のオランダ国立図書館の挑戦<報告> 関西館図書館協力課調査情報係 2023年10月11日、国立国会図書館NDL)は、講演会「デジタル時代の国立図書館の挑戦―オランダ国立図書館の戦略を事例として」を開催した。当初は2020年3月の開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により中止を余儀なくされ、3年越しの実施となった。稿では、この講演会の概要を紹介する。 当館館長である吉永元信からの開会挨拶の後、オランダ国立図書館長であるリリー・クニベラー氏が「デジタル時代の国立図書館の挑戦」(National libraires in the digital age)と題する講演を行った。 同氏はまず、これからの時代の図書館は、物理的な資料、場所だけでなく、オンライン上の図書館サービスの提供にも責任を持つ必要があるとし、従来の図書館像を超えた新しい役割、価値を自らに問い、変

    E2669 – デジタル時代のオランダ国立図書館の挑戦<報告>
    egamiday2009
    egamiday2009 2024/06/06
    “図書館が社会的な価値を提供し続けていくには、一機関としての成功だけを考えるのではなく、連携して社会的な課題に取り組むことで、一機関では達成できない成果を実現”
  • E2668 – ダブリンコアとメタデータの応用に関する国際会議(DCMI2023)

    ダブリンコアとメタデータの応用に関する国際会議(DCMI2023) 電子情報部電子情報流通課・村尾優子(むらおゆうこ) 2023年11月6日から9日まで、「ダブリンコアとメタデータの応用に関する国際会議(DCMI2023)」(E2460ほか参照)が韓国大邱広域市の慶北大学校でのオンサイトおよびオンラインのハイブリッド形式により開催された。オンサイトでの開催は2019年以来となる。 2023年の会議は「メタデータの革新:データ集約型世界における知識の活用」(Metadata Innovation: Enabling Knowledge in a Data-Intensive World)をテーマとし、オンサイトでは68人、オンラインでは56人が参加した。プログラムを概観するだけでも「ダブリンコアとAIの相乗効果」(Synergy between Dublin Core and AI)、「AI

    E2668 – ダブリンコアとメタデータの応用に関する国際会議(DCMI2023)
    egamiday2009
    egamiday2009 2024/06/06
    “メタデータをシンプルに保つことの重要性…メタデータの項目を増やして過剰に詳細化するのではなく、リンクトデータによって、利用者が必要な時に必要なデータを参照できるかたち”
  • E2667 – SPARC Japanセミナー2023<報告>

    SPARC Japanセミナー2023<報告> 宮崎大学附属図書館・野中真美(のなかまみ) 2023年11月28日にSPARC Japanセミナー2023「即時OAに備えて:論文・データを「つかってもらう」ためのライセンス再入門」がオンラインで開催された。稿ではその概要を報告する。 冒頭で山形知実氏(北海道大学)から、セミナーは、2025年以降の研究論文の即時オープンアクセス(OA)化を実現する動きが加速している流れを受け、研究者は論文やデータの利用についてどのような戦略を立てられるのか、図書館職員や政策立案者といった関係者はどのような支援ができるのかということを、ライセンスという切り口から考えていくものであるという趣旨説明があった。 前半は6人の講師による講演と質疑応答が行われた。初めに、鈴木康平氏(人間文化研究機構)から「30分でざっくり理解するオープンアクセスと著作権」と題し、O

    E2667 – SPARC Japanセミナー2023<報告>
    egamiday2009
    egamiday2009 2024/06/06
    SPARC Japanセミナー2023「即時OAに備えて:論文・データを「つかってもらう」ためのライセンス再入門」「当日の講演資料や動画はSPARC Japanのウェブサイトにて公開されているので、詳しくはそちらを参照されたい。」
  • E2665 – 「市民活動資料」所蔵3館による合同シンポジウム<報告>

    「市民活動資料」所蔵3館による合同シンポジウム<報告> 立教大学共生社会研究センター・平野泉(ひらのいずみ) 2023年11月18日、法政大学大原社会問題研究所環境アーカイブズ(以下「環境アーカイブズ」)主催によるシンポジウム「『市民活動資料』収集・整理・活用の現場から―法政大学大原社会問題研究所環境アーカイブズ、立教大学共生社会研究センター、市民アーカイブ多摩」が開催された。このシンポジウムは、市民の多様な活動が生み出す「市民活動資料」を所蔵する都内3館の合同企画である。開催の目的は、各館のコレクションや実務に関する共通点と差異を浮き彫りにし、今後の協働の可能性等について議論することであった。 主催者である環境アーカイブズの山唯人氏による開会あいさつ・趣旨説明の後、3館の現場担当者が各館の状況について報告した。 ●環境アーカイブズ 「東京都立多摩社会教育会館旧市民活動サービスコーナー所

    E2665 – 「市民活動資料」所蔵3館による合同シンポジウム<報告>
    egamiday2009
    egamiday2009 2024/06/06
    “市民アーカイブ多摩は、市民が運営するアーカイブとして、資料を作る人・整理する人・使う人が集い、提案し、話し合いながら作っていく公共空間”
  • E2663 – 第88回IFLA年次大会目録分科会<報告>

    第88回IFLA年次大会目録分科会<報告> 収集書誌部逐次刊行物・特別資料課・山口美季(やまぐちみき) 2023年8月21日から25日にかけて、世界図書館情報会議(WLIC):第88回国際図書館連盟(IFLA)年次大会(E2552ほか参照)が、ロッテルダム(オランダ)のアホイ・コンベンションセンターで開催された。今大会は、「力を合わせよう、図書館しよう」(Let’s work together, let’s library)をテーマに、集合形式とオンライン形式のハイブリッドで実施された。国立国会図書館NDL)からは、代表団8人が現地に赴き、ほかに10人がオンラインにより参加した。NDLからの代表団が当大会に現地参加したのはコロナ禍を経て4年ぶりである。稿では、筆者が目録分科会常任委員として実際に参加したセッション等について紹介する。 大会に先立ち、8月18日と19日に、ブリュッセル(ベ

    E2663 – 第88回IFLA年次大会目録分科会<報告>
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    egamiday2009 2024/06/06
    「現存の生成AIを目録作成に転用するのではなく、目録作成に特化させたAIツールを開発するのが望ましい」
  • E2661 – 豊かなコミュニティのための公共図書館サービス(米国)

    豊かなコミュニティのための公共図書館サービス(米国) 利用者サービス部人文課・西口真梨奈(にしぐちまりな) 2023年6月、米国公共図書館協会(PLA)が豊かなコミュニティのための公共図書館サービスに関する報告書“Public Library Services for Strong Communities Report”を公開した。 この報告書は、2022年の秋に全米の郡、市町村等の公共図書館に対して実施された調査に基づくもので、全体の12.6%に当たる1,167館からの回答をまとめたものである。コミュニティのニーズ、サービス、プログラム、パートナーシップ、施設・設備、評価の六つの項目を設け、コミュニティの課題解決に向けた米国の公共図書館の取組を分析している。稿ではその概要を紹介する。 ●コミュニティのニーズ コミュニティのニーズに応えるため、図書館ではリテラシーと教育面での取組(84.

    E2661 – 豊かなコミュニティのための公共図書館サービス(米国)
    egamiday2009
    egamiday2009 2024/06/05
    40!? え、40!?!? 「40.8%の図書館が非公式ながらも行っている「食料不安の改善」に向けたサービス(E2602参照)…フードバンク等の地域団体と提携し、図書館を拠点に無料の食事キットを配布する取組等」
  • E2659 – 第32回京都図書館大会<報告>

    第32回京都図書館大会<報告> 南丹市立中央図書館・上原賀奈子(うえはらかなこ) 2023年11月20日、「デジタル社会と図書館電子書籍サービスから考える~」をテーマとし、第32回京都図書館大会(E2571ほか参照)が4年ぶりに対面で開催された。コロナ禍を経て、今までになく急速にデジタル化が進む社会の中での図書館の在り方について電子書籍サービスに焦点を当て、講演や事例発表が行われた。 ●基調講演 筑波大学准教授の池内淳氏から「と書店と図書館のミライ」と題して基調講演が行われた。池内氏は、まず出版界と図書館の状況に触れ、紙の文庫の売り上げの減少は情報通信機器の世帯保有率の上昇によるものと推測されると述べた。次にオンライン書店とリアル書店の状況について、2007年にオンライン書店に対して17倍あったリアル書店の売り上げが、2021年には3倍になっていることを提示した。 様々な電子書籍の流通

    E2659 – 第32回京都図書館大会<報告>
  • E2655 – 「「デジタルアーカイブ活動」のためのガイドライン」の思想

    「「デジタルアーカイブ活動」のためのガイドライン」の思想 人間文化研究機構国立歴史民俗博物館・後藤真(ごとうまこと) 2023年9月、デジタルアーカイブジャパン推進委員会実務者検討委員会(以下「委員会」)が「「デジタルアーカイブ活動」のためのガイドライン」(以下「新ガイドライン」)を公開した。あわせて、デジタルアーカイブアセスメントツール(ver. 3.0)、用語集、よくある質問、標準・マニュアル・手引き等、事例集も公開している。このガイドラインは、2017年4月に公開された「デジタルアーカイブの構築・共有・活用ガイドライン」(以下「旧ガイドライン」)の後継として議論・作成されたものであり、2023年段階における「デジタルアーカイブ活動」の目指すべきあり方を示すものである。その内容や全体像については、容易に掴めるものも存在するので、ここでは多くを触れず、公開までの議論の経過や背景、大きな狙

    E2655 – 「「デジタルアーカイブ活動」のためのガイドライン」の思想
    egamiday2009
    egamiday2009 2024/06/05
    「「デジタルアーカイブ活動」を用いることにした。これにより、ガイドライン全体がアーカイブ機関による構築や連携を超えた、「個人の日常の活動」までをその対象とする」
  • E2654 – 米国化学会によるエンバーゴなしのグリーンOAをめぐる動向

    米国化学会によるエンバーゴなしのグリーンOAをめぐる動向 東京工業大学研究推進部情報図書館課・佐藤亮太(さとうりょうた) ●米国化学会の新たなオプション「ゼロエンバーゴ・グリーンOA」とは 2023年9月、米国化学会(ACS)が、通常の12か月の公開猶予期間(エンバーゴ)なく論文をグリーンオープンアクセス(OA)で公開するための新たなオプションとして「ゼロエンバーゴ・グリーンOA」を導入すると発表した。2022年に米国大統領府科学技術政策局(OSTP)が発表した、連邦政府から助成を受けた研究成果の即時公開を求める覚書(E2564参照)を受けての対応とされる。10月1日以降、希望者は“Article Development Charge”(ADC)を支払うことで、論文をCC BYライセンスで公開することが可能となる。なお、ゴールドOAでは出版者版(version of record)が公開の

    E2654 – 米国化学会によるエンバーゴなしのグリーンOAをめぐる動向
    egamiday2009
    egamiday2009 2024/06/05
    「査読作業は学術関係者が無償で行っていること、また出版にかかる様々なコストは既存の購読料で賄われていることを考えると、この追加料金は出版料の「二重取り」であり、正当性に根拠がないと指摘」
  • E2653 – 高知こどもの図書館のあゆみ

    高知こどもの図書館のあゆみ 高知こどもの図書館・大木由香(おおきゆか) 2023年10月、認定NPO法人高知こどもの図書館は、Library of the Year 2023優秀賞を受賞した。授賞の理由は、「歴史ある民間公共が実現する『行けなくても訪ねられる図書館』」であることとされた。2020年の施設移転と2022年のウェブサイトリニューアルにより、高知市の図書館を訪ねる、図書館が県内各地を訪ねる、ウェブサイトで図書館を訪ねるという3スタイルを確立したと評価された。審査員からは、DXの時代に突入する中で、こどもが使いやすい図書館ウェブサイトの整備が今後全国の図書館に広がる契機になるのではと講評された。稿では、当館の概要とこれまでの取組を紹介する。 ●当館の概要 当館は1999年12月、NPO法人による運営としては日初となるこどものの専門図書館として、高知市の旧県立消費生活センター内

    E2653 – 高知こどもの図書館のあゆみ
    egamiday2009
    egamiday2009 2024/06/05
    「こどもが図書館に通える環境を残したい、と考えた市民の活動によって…官民協働の図書館」「賛同する会員からの会費や寄付を中心とした自主財源でまかなっており、自立性の高い運営を行っている」
  • E2652 – ロービジョンケアと読書バリアフリー<報告>

    ロービジョンケアと読書バリアフリー<報告> 筑波技術大学・青木千帆子(あおきちほこ)、 専修大学文学部・野口武悟(のぐちたけのり) ●はじめに 2023年10月15日、高知市の図書館等複合施設であるオーテピアにて「ロービジョンケアと読書バリアフリー―情報セミナーと事例検討―」を開催した。主催は、日学術振興会の科学研究費基盤研究(A)「プリント・ディスアビリティ児のための読書バリアフリー環境構築に関する実践的研究」(課題番号22H00081、研究代表:慶應義塾大学中野泰志氏)の研究チームである。ロービジョンケアとは、見えづらくなった人に対して行われる支援の総称である。ロービジョンケアの現場で読書バリアフリーをどのように実現するか、多機関・多職種で連携し協力することがもたらす可能性について、参加者とともに考える機会とした。 イベントは、会場とオンライン配信のハイブリッドで開催した。全国から4

    E2652 – ロービジョンケアと読書バリアフリー<報告>
    egamiday2009
    egamiday2009 2024/06/05
    「ロービジョンケアに関わる職種は医療に限らない。イベントの参加者からも「関係がないと思っていた職種にも接点があることに気付いた」という声があった」
  • E2650 – ユネスコによる教育・研究における生成AI利用ガイダンス

    ユネスコによる教育・研究における生成AI利用ガイダンス 九州大学インスティテューショナル・リサーチ室・森木銀河(もりきぎんが) ●はじめに 2022年11月にリリースされたOpenAIのテキスト生成AIサービスChatGPTを端緒とし、現在に至るまで、生成AIの開発、提供、利用について積極的な議論が交わされている。ユネスコは2023年4月に「高等教育におけるChatGPT利用のクイックスタートガイド」(ChatGPT and artificial intelligence in higher education: quick start guide)を公表した後、同年9月に「教育・研究における生成AIに関するガイダンス」(Guidance for generative AI in education and research;以下「ガイダンス」)を公開した。このガイダンスは、2021年にユ

    E2650 – ユネスコによる教育・研究における生成AI利用ガイダンス
    egamiday2009
    egamiday2009 2024/06/05
    「人間の主体性の保護という点で、生成AIを採用する際の考慮事項として、学習者の学びに対する動機づけの保護や、研究者・教育者・学習者による生成AIへのフィードバックの活用」
  • E2648 – 第19回電子情報保存に関する国際会議(iPRES 2023)<報告>

    第19回電子情報保存に関する国際会議(iPRES 2023)<報告> 電子情報部電子情報企画課・大沼太兵衛(おおぬまたへえ)、 関西館電子図書館課・依田紀久(よだのりひさ) 第19回電子情報保存に関する国際会議(iPRES 2023;E2557ほか参照)が、2023年9月19日から22日の4日間にわたり、米国イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校のカンファレンスセンターで開催された。前回に引き続きオンサイトおよびオンラインのハイブリッド形式で開催され、国立国会図書館NDL)からは、オンサイト、オンラインそれぞれ一人ずつ参加した。当館からのオンサイト参加は、2019年(第16回)以来4年ぶりとなる。 初日はPREMIS/METS(CA1690ほか参照)、電子情報保存のためのストレージに関する基準(Digital Preservation Storage Criteria;E2249ほか参照)

    E2648 – 第19回電子情報保存に関する国際会議(iPRES 2023)<報告>
    egamiday2009
    egamiday2009 2024/06/05
    「アナログ資料と比べた場合のデジタル資料固有の「価値」は何かという論点をめぐって、過去の類似の議論ではデジタル資料の経済的な価値やコストをベースとした検討に傾きがちであったことを指摘」