神田外語大学(千葉市美浜区/学長:宮内孝久)、国際日本文化研究センター(京都府京都市/所長:井上章一)、京都府立京都学・歴彩館(京都府京都市/館長:金田章裕)の3機関が官学連携のもと、2022年4月16日(土)から6月5日(日)にかけて、企画展「明石博高-京都近代化の先駆者-」を共催します。本企画展は、明治前半期に京都府の教育・医療・殖産興業政策を主導した医師、明石博高(1839~1910)に焦点を当て、関係資料100点余を京都府立京都学・歴彩館の展示室にて公開します。 神田外語大学は、日本研究所客員教授であり、京都大学名誉教授の松田清による監修のもと、神田佐野文庫/若林正治コレクションから精選した貴重文献資料38点を出展します。また、5月21日(土)に開催記念シンポジウムを同会場にて開催します。本シンポジウムは、本学理事長・佐野元泰と国際日本文化研究センター・井上章一所長の挨拶のあと、企
『欧米圏デジタル・ヒューマニティーズの基礎知識』(文学通信)著者:一般財団法人人文情報学研究所Amazon |honto |その他の書店 人類の知的資源はどのように展開されていくのか。西欧近代の活版印刷技術がもたらしたメディアが数式記述の標準化を容易にしたことで科学革命の実現に寄与したことはよく指摘されるところであり、一方で、同じ現象に対して異なる表現が存在することを広く周知させ、それを記述し同一の地平を共有するための手続きとしてのテキスト校訂への道を拓いたこともよく言われるところである。人文学研究における情報の共有は、それ以降長らくこの紙メディアを前提として展開してきた。そしてそれはもちろん、変わりつつある。 ◆デジタル時代の人文学ーー新しいメディアのなかで 現在、我々は、デジタル媒体が新たな主要のメディアの座に就こうとする様子を目の当たりにしているところである。これまでに比べたデジタル
(台北中央社)日本との友好関係増進に貢献した個人や団体に贈る「外務大臣表彰」の表彰式が17日、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会の台北事務所代表公邸(台北市)で行われ、泉裕泰代表(大使に相当)が徐興慶・中国文化大学学長とボランティア団体「居留問題を考える会」に表彰状を授与した。 徐氏は台湾での日本研究の基盤強化や知日派育成に取り組み、日台の相互理解促進に寄与したとして受賞した。 2013年に台湾大学に日本研究センターを創設し、初代主任を務めたほか、2018年に中国文化大学学長に就任すると、同大学に日本研究センターや東アジア社会科学研究院を設立した。 居留問題を考える会は台湾人と結婚した日本人配偶者を中心とした団体。1999年の発足から20年以上にわたり、台湾在住日本人の生活、福祉向上に貢献している。 今年の外務大臣表彰では、台湾からはこのほか、人気ロックバンド、ファイヤー・イーエックス
北朝鮮外務省は2日、日本の外国人技能実習制度について「劣悪な人権実態が国際社会で物議を醸している」とする日本研究所研究員の論評を掲載した。 論評は、技能実習制度の背景には日本の少子高齢化があると指摘。 続けて「外国人労働者が毎月100時間を超える時間外労働を強要され、安全対策もない危険な作業に追いやられても、健康診断も報酬も受けられず不当に解雇されるなどの人権侵害が日常茶飯事だ」と主張した。 (参考記事:中国人客が卒倒した、北朝鮮ウェイトレス「密室サービス」の過激度) さらに「日本は国際社会の声に耳を傾け、現代版人種主義と人種差別、外国人排斥行為が深刻に表れている実情を重く受け止め、即時対策を講じるべき」としている。
3月27日(土)~5月23日(日)の期間、東京藝術大学大学美術館にて「渡辺省亭 ―欧米を魅了した花鳥画―」が開催される。 本展は、明治から大正にかけて活躍した渡辺省亭の全貌を明らかにするはじめての展覧会。嘉永4年に江戸神田佐久間町に生まれた渡辺は16歳で歴史画家・菊池容斎に入門。明治11年パリ万博への出品をきっかけに、日本画家として初めて渡仏し、ドガをはじめ印象派の画家たちと交流した。 渡辺の描いた繊細で洒脱な花鳥画は海外で高い評価を得るも、日本では明治30年代以降は美術展覧会や美術団体と距離を置き、弟子も取らずに市井の画家であることを貫いたという。本展では、そんな渡辺の海外からの里帰り作品を含め、これまで知られていなかった個人コレクションを中心に全画業を紹介。渡辺が得意とする生き生きとした動物画や、鮮やかで洗練された四季折々の植物画だけではなく、後代の鏑木清方らにも影響を与えた花鳥画に劣
日文研の大衆文化研究プロジェクトが編集を手掛けた『日本大衆文化論アンソロジー』(太田出版)が、2月5日(金)に発売される。 この本は、いわゆるアカデミックな論文ではなく、実際に大衆に読まれ、議論を巻き起こしてきた論考を中心に編集。 収録論文そのものが、日本大衆文化の到達点としてあるものばかりを厳選し、大学生の教材としてだけでなく、一般読者にも読みやすい形でまとめたアンソロジーだ。 同書は、「日本大衆文化の原理と美学」「運動する大衆・動員される大衆」「群れとしての作者文化的主体としての〈大衆〉」「同時代の日本大衆文化論」「都市空間と民俗文学」の5章で構成。著者人には、柳田国男、加藤周一、小林秀雄、吉本隆明、鶴見俊輔、折口信夫、大宅壮一、夏目漱石、手塚治虫、山崎正和、司馬遼太郎、陳舜臣、坂口安吾、江藤淳ら、錚々たる知識人たちの名が並んでいる。 取り上げているのは、マンガ、芸術、ごろつき、判官贔
中京区、烏丸通沿い。ちょうど蛸薬師と錦小路の間。オフィス街、ビルが建ち並ぶ場所にある鳥居。普段はあまり目立たず、気にも留めずに素通りする場所ですが。 じつはこちら、祇園祭期間中(毎年7月14日ごろから還幸祭の7月24日まで)のみ開放される井戸『御手洗井』。八坂神社、祇園祭と深くかかわりがあり、かつて八坂神社の御旅所だった場所。 1568年(永禄11年)、織田信長の上洛により御旅所は移転させられましたが、この井戸から名水が湧くことから、毎年祇園祭の際には開放。 一時、地下鉄東西線の工事で水脈が途絶えたそうですが、新たにボーリングして復活。 八坂神社の本殿下にある井戸とつながっているという伝説も残され、1970年ごろまでは、長刀鉾のお稚児さんが井戸開きの日にこの名水で手を清めていたそうです。
『Re:ゼロから始める異世界生活』 『ソードアート・オンライン』等、グローバルな人気作品を生み出しているKADOKAWAは、海外在住のアニメファンに向けて、日本のアニメ、コミック、ライトノベル、ゲーム等の公式グッズを販売するECサイト『EJ ANiME STORE(読み:イージェー・アニメ・ストア)』をオープンした。 本サイトでは、アニメ、コミック、ライトノベル、ゲーム等のファンの幅広い需要に対応する為、出版社直営のECストアとして「限定販売」「特典付き」をキーワードに人気の高い作品の高付加価値商品を中心に販売する。 まずはオープンに際し、『この素晴らしい世界に祝福を!』『デート・ア・ライブ』ほか人気作品のフィギュアから販売を開始する。 また、日本のアニメ、ライトノベルと伝統工芸が融合した『冴えない彼女の育てかた』を題材にした浮世絵木版画等の特別限定販売も実施予定。オープン時の販売対象エリ
(これまでの木俣冬の朝ドラレビューはこちらから) 連続テレビ小説「スカーレット」 ◯NHK総合 月~土 朝8時~、再放送 午後0時45分~ ◯BSプレミアム 月~土 あさ7時30分~ 再放送 午後11時30分~ ◯1週間まとめ放送 土曜9時30分~ 『連続テレビ小説 スカーレット Part1 (1)』 (NHKドラマ・ガイド) 第15週「優しさが交差して」86回(1月14日・火 放送 演出・中島由貴) すげえ。 冒頭、いきなり、声が出なくなったマツ(富田靖子)からはじまるのだ。 ぽかーんと口を空けてぱくぱくするマツ。 武志(中須翔真)のランドセルの蓋も開いている。 ここではマツの声に関する詳しい説明はない。約5分後に合唱の練習のしすぎで声が出なくなったことがわかる。 おもしろい。 これは「スカーレット」にある泰然とした余裕によるものだろう。「スカーレット」には朝ドラに必要な「あるある」を入
葛飾北斎『合わせ鏡』 文政5年(1822)/北斎は春画も 多く手掛けた。平安貴族らしき男女の絵だ。一目で魅了された歌川国貞の春画「私が日本に来て、今年で30年になります。もともと浮世絵を集めていたん ですが、26年前、千駄木に住んでいたころ、池袋にあった画廊の店主に“シ ャガンさん、春画に興味あります?”と、奥の部屋でこっそり見せてもらったのが春画との出会いです」 東京やイスラエル、イギリスなどの美術館に寄贈もしている。著書に『ニッポンの春画百科 上巻・下巻』(平凡社)、『わらう春画』(朝日新聞出版)など。 https://shungacollection.com/ それが、歌川国貞の色摺大本である『四季の詠ながめ』(文政12年/1829)だった。 「女性が男の帯を引っ張っている、すごくきれいな版画でした。ヨーロッパ のポルノとは違って、女性の表情が生き生きしていて、恥ずかしがっていな い
神奈川大学が、2020年4月に「国際日本学部」を開設!「文化交流 -- 多文化共生 -- コミュニケーション」をキーワードに世界と日本、そして地域を結ぶ人材を育てます。 【本件のポイント】 ●2020年4月「国際日本学部(Faculty of Cross-Cultural and Japanese Studies)」を開設します。 ●新学部特設サイトで「学びの特色」や「教員紹介」のほか、学びの魅力も動画配信開始! ●2021年4月には「みなとみらいキャンパス」に移転。YOKOHAMAならではの学びが注目を浴びています。 神奈川大学(学長:兼子良夫)では、2020年4月の「国際日本学部(Faculty of Cross-Cultural and Japanese Studies)」の設置を文部科学省に届け出ていましたが、このたび受理されました。なお、同学部の設置に伴い文部科学省に申請した20
北海道テレビ放送(HTB)開局50周年を記念した連続ドラマ『チャンネルはそのまま!』が3月18日から5夜連続でHTBにて放送されている。 動画配信サービス「ネットフリックス」では3月11日から先行配信されており、筆者はそちらで先に全話見たのだが、総監督を『踊る大捜査線』(フジテレビ系)で知られる本広克行が務めていることもあってか、地方局制作でありながら、民放のプライムタイムで放送されているドラマと比べても見劣りしない作品となっている。 原作は「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)に連載されていた同名漫画。作者は『動物のお医者さん』(白泉社)などで知られる北海道出身の漫画家・佐々木倫子。 物語は、北海道にある架空のテレビ局・北海道☆(ホシ)テレビを舞台にしたコミカルな群像劇となっている。ホシテレビはHTBをモデルとしているため、ディテールは豊かでリアル。ホシテレビの社屋にHTBの旧社屋が
(台北 5日 中央社)国立台湾図書館(新北市)で4月末から始まった特別展で、日本統治時代の日本政府が残した南方資料が公開されている。 70年以上前に日本政府が南進政策を推進したさい、膨大な東南アジアの資料を集めた。 計画的な資料収集の背後には、領土拡大の野心があったが、学者たちはそれでも南方に深く分け入り、多くの資料を収集、科学的な研究の基礎を築いた。 当時日本に統治されていた台湾も南方進出の重要拠点で、台湾総督府は1940年に「南方資料館」を成立させた。資料館は戦後には中華民国政府に接収されたが、文献は紆余曲折の後に国立台湾図書館に所蔵されることとなって現在に至る。 同図書館によると、これらの資料は大変に貴重な所蔵品であるため、平素はめったに公開されない。特に1705年に出版されたルンフィウス著「アンボイナ珍品集成」は、オランダ東インド会社による東南アジアの動植物研究の成果をまとめたもの
特定非営利活動法人 京都文化協会(以下 京都文化協会)とキヤノン株式会社(以下 キヤノン)が共同で取り組んでいる「綴(つづり)プロジェクト」(正式名称:文化財未来継承プロジェクト)の第10期作品として、米国サンフランシスコ・アジア美術館所蔵の「四季山水図屏風」(式部輝忠(しきぶてるただ)筆)、「韃靼人狩猟・打毬図(だったんじんしゅりょう・だきゅうず)屏風」(伝 狩野宗秀(かのうそうしゅう)筆)の2作品の高精細複製品を、6月30日に京都国立博物館へ寄贈します。 ■ 「四季山水図屏風」、「韃靼人狩猟・打毬図屏風」2作品の高精細複製品を制作 「四季山水図屏風」は、室町時代の式部輝忠の作品です。 画面右からの梅、滝、紅葉、雪山によって四季が象徴され、右隻から左隻への連続図様となる六曲一双の山水図屏風です。式部輝忠の作品は、大画面の作品としては本作品を含め数例が知られるのみです。 一方、「韃靼人狩猟
(台北 20日 中央社)国立故宮博物院南部院区(嘉義県、南院)での展示中に破損した江戸時代の伊万里焼「染付柳鳥文皿」について、皿を貸し出した大阪市立東洋陶磁美術館の小林仁主任学芸員は19日、南院で状態を確認し、皿の胎土自体の脆弱さに起因して割れたとの見方を示した。人為的あるいは自然災害が原因ではないとしている。 皿は3つに割れていた。小林氏によれば、中心部分から亀裂が入った後に下半分が前方に滑り、上半分が前方に倒れたため、下半分が2つに割れたという。 修復は故宮が行い、かかる費用も全額負担する。小林氏は、故宮の専門性を信頼していると述べた。 南院は18日朝、皿の破損を発見し、即座に東洋陶磁美術館に連絡。割れた皿は2015年12月から始まった「出帆万里—日本伊万里磁器特別展」の展示品として南院に貸し出しされていた。 同展の開催期間は当初、2018年12月28日までとなっていたが、両館による話
(台北 20日 中央社)文化部(文化省)の丁暁菁次長は18日、漫画史料を収集、展示する台湾初の「国家漫画博物館」が、中部・台中市で再開発が進められている水ナン経貿園区(旧水ナン空港跡地)に建設予定の「中台湾電影中心(映画センター)」内部に設けられること、落成が2020年末になる見通しであることを明らかにした。(ナン=さんずいに南) 丁次長によると、台湾の古い漫画作品は体系的な整理や研究がされておらず、多くは民間の保存に頼っているのが現状。博物館完成の暁には、台湾の主要な漫画作品のコレクションや購入(版権も含む)、保存とデジタル化、データベースの構築などを通じ、台湾の文化や記憶が漫画とともによみがえることが期待される。 (江佩凌/編集:塚越西穂)
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