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ブックマーク / www.ide.go.jp (8)

  • ここにしかない資料を探して――オランダでも書店に行く理由(能勢 美紀) - アジア経済研究所

    好きの人にとって、旅先で図書館や書店を訪れるという行為はけっこう一般的なようで、関連するガイドブックやウェブサイトは多くある。日であればカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が運営し、蔦屋書店やスターバックスの併設等で一時話題となった佐賀県の武雄市図書館や、角川武蔵野ミュージアム、海外ではニューヨーク公共図書館やストックホルム市立図書館、オランダ・マーストリヒトのドミニカネン書店(Boekhandel Dominicanen)などが有名どころだろうか。また、邦訳はされていないが、日では児童書が知られているジェン・キャンベル(Jen Campbell)の著書“The Bookshop Book”は、ヨーロッパを中心に世界中の興味深い書店とそれにまつわる様々な話を綴っており、「屋めぐり」に最適だ1 。同じ著者の“Weird Things Customers Say in Books

    ここにしかない資料を探して――オランダでも書店に行く理由(能勢 美紀) - アジア経済研究所
    egamiday2009
    egamiday2009 2024/05/13
    “欧州の研究補助金や芸術プログラムのもとで出版されたりした「地元の」写真集は、まさに現地ならではの資料だ。特に、ジェンダーや環境問題、紛争などの社会問題に関する写真集”
  • ニュースの波の積み重ね──社会科学資料としての新聞コレクション(坂井 華奈子) - アジア経済研究所

    『燃えあがる女性記者たち』というインドのドキュメンタリー映画をみた。舞台はインド北部、ウッタル・プラデーシュ州の農村地帯の女性たちが設立した新聞社である。ダリト(ダリット)1 と呼ばれる被差別階層出身の女性たちが作った「カバル・ラハリヤ(ニュースの波)」という新聞は、独自の視点による真摯な報道で、社会に文字どおり波を起こしていった。彼女たちはスマートフォンを武器に、警察が取り合ってくれないレイプ事件、マフィアが取り仕切る違法な採石場、州議会選挙、トイレのない農村の実情などを粘り強く取材する。ときには女性記者を軽視する政治家や警察に邪険にされ、差別を受け、危険な目にあいながらも、都会の大手メディアが報じない、しかし地元の読者や彼女たち自身のような弱い立場の人々が求めるニュース2 を信念をもって取材し、社会に切り込んでいく様子は深く心に響いた。 映画では動画を取り入れ始めた2016年からの女性

    ニュースの波の積み重ね──社会科学資料としての新聞コレクション(坂井 華奈子) - アジア経済研究所
  • 電子化された満鉄関連資料とデジタルアーカイブ(村田 遼平) - アジア経済研究所

    2023年4月、アジア経済研究所図書館(以下、当館と略)のデジタルアーカイブの一部が装いを新たにした。新規デジタルアーカイブを公開したわけではないために特段周知することもなく、ひっそりとした改訂である。加えて、デジタルアーカイブ「戦前・戦中期日関係機関資料」(以下、「戦前・戦中期」と略)にはこの数年で「南満洲鉄道株式会社」(以下、満鉄と略)関連の新規資料が掲載されている。そこでコラムでは、満鉄関連の資料2点を紹介し、改訂版のデジタルアーカイブの使い方についても簡単に述べることにしたい。 ここで紹介するのは、『滿洲事變ニ於ケル鄭通線被害實景』と『會社實態調書』(以下では基的に常用漢字を用いて表記)である。これらはともに、旧満鉄社員を中心とした財団法人満鉄会(1946~2016年)から当館に寄贈された(ただし、寄贈された時期は異なる)。 (1)『満洲事変ニ於ケル鄭通線被害実景』 資料は

    電子化された満鉄関連資料とデジタルアーカイブ(村田 遼平) - アジア経済研究所
    egamiday2009
    egamiday2009 2023/07/04
    “デジタルアーカイブ「戦前・戦中期日本関係機関資料」(以下、「戦前・戦中期」と略)にはこの数年で「南満洲鉄道株式会社」(以下、満鉄と略)関連の新規資料が掲載されている”
  • インドにおける資料収集活動――南アジア版書籍と発送の苦労(坂井 華奈子) - アジア経済研究所

    学生時代、司書になろうと思った時には、将来自分が海外に出張してを仕入れたり、それらを苦労して日に発送したりすることになるとは思ってもみなかった。アジア経済研究所のライブラリアンは、現地調査という名目で担当地域に出張し、資料収集や資料事情の調査を行う。筆者は、『2015年ニューデリー・ワールド・ブックフェア訪問とインド郵便局からの資料の発送』で海外赴任中の資料収集活動について報告を行った。稿では、その続編として2019年11月と2023年1月の出張時に体験した変化を交えつつ、インドの政府関係機関や研究所、書店での資料収集と発送について綴ってみたい。 前回インドに出張したのは2019年の11月、コロナ禍で海外渡航が大きく制限される直前だった。約3年ぶりのインドの街並みを眺めていると、日に比べてマスクをしている人の少なさが目についた。ホテルに着いて車を手配できるか尋ねると、大気汚染のレベ

    インドにおける資料収集活動――南アジア版書籍と発送の苦労(坂井 華奈子) - アジア経済研究所
    egamiday2009
    egamiday2009 2023/05/07
    “アジア経済研究所のライブラリアンは、現地調査という名目で担当地域に出張し、資料収集や資料事情の調査を行う”
  • アジア経済研究所図書館の請求記号事情(狩野 修二) - アジア経済研究所

    筆者は、アジア経済研究所(以下アジ研)を訪問する方や図書館を利用する方に、図書館案内をすることがある。その時に必ず口にしてしまうのが、「アジ研図書館の排架は少し複雑なんです」という台詞である。当館は、ある時期を境に請求記号の付与の仕方を変更したことがあるのと、統計資料については、まったく異なった独自の請求記号を採用しているというのがその主な原因である。そのため(だけでありませんが)、1階から5階まである図書館の各フロアで、それぞれ異なる請求記号を見ることができる。請求記号が異なると、資料の並べ方も異なるので、排架が複雑になるというわけである。 図書館を利用したことのある方なら「請求記号」が何であるかはおそらく知っているかと思うが、念のため簡単に説明すると、などの資料が図書館のどこに並べられているかを示す記号のことである。例えば、「33/Ta1」といったように数字とアルファベットを組み合わ

    アジア経済研究所図書館の請求記号事情(狩野 修二) - アジア経済研究所
  • 「記憶」だけに頼らないために――研究所の活動記録の収集と保存(則竹 理人) - アジア経済研究所

    発足から60年以上の時を経たアジア経済研究所において、その活動の足跡をたどるための史料があまり残されていないことについて、2021年9月に「研究所60周年記念誌発行の表すこと――研究所史料群の構築に向けて」と題したライブラリアン・コラムを通して述べた。コラムでは、研究所における史料群の構築に向けたその後の動きをまとめる。 2021年度の後半は、翌2022年度からの体制づくりの準備に奔走した。足掛かりとして、60周年記念誌の制作を取りまとめた佐藤幸人氏と、研究マネジメント職の金信遇氏、そして筆者の3人で「発展途上国に関する研究活動の記録の収集・整理・発信――アジア経済研究所のこれまでとこれから」1と銘打った研究会を立ち上げた。各部署や職員の業務のなかで発生し、当初の目的ではほとんど利用されなくなったものの、別の価値があると考えられる記録の収集、保存体制づくりのほか、60周年記念誌の別冊的位

    「記憶」だけに頼らないために――研究所の活動記録の収集と保存(則竹 理人) - アジア経済研究所
    egamiday2009
    egamiday2009 2023/02/27
    これはおっしゃるとおり「各記録に関する十分な「記述」がなされれば、一部の職員が持つ曖昧な記憶に頼ることのない、確固たる記録を基盤とした環境を実現する」
  • アジ研ワールド・トレンド 2013年3月号(No.210) 特集 : 災害と図書館 - アジア経済研究所

    ■ アジ研ワールド・トレンド 2013年3月号(No.210) 特集 :災害と図書館 ■ A4判 ■ 77pp ■ 2013年3月

  • 募集要項 ライブラリアン - ジェトロ・アジア経済研究所

    開発途上国関連の資料・情報を扱う図書館業務に関心がある方で、以下のいずれかの項目に該当する人材を求めます。 図書館情報学又は情報学の修士号(2018年3月に修了見込みの者を含む)以上の学歴を有し、学術情報流通又はウェブサービスを専門に学んだ者。 人文社会科学系修士号(2018年3月に修了見込みの者を含む)又はそれ以上の学歴を有し、地域研究に関心を持ち、英語及びその他の言語に1つ以上精通している者。 ※1、2ともに司書資格を保有あるいは取得見込みであればなお望ましい。

    egamiday2009
    egamiday2009 2013/04/02
    アジアアフリカスペインポルトガルのいずれかの言語、修士以上、テニュア・トラック
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