本好きの人にとって、旅先で図書館や書店を訪れるという行為はけっこう一般的なようで、関連するガイドブックやウェブサイトは多くある。日本であればカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が運営し、蔦屋書店やスターバックスの併設等で一時話題となった佐賀県の武雄市図書館や、角川武蔵野ミュージアム、海外ではニューヨーク公共図書館やストックホルム市立図書館、オランダ・マーストリヒトのドミニカネン書店(Boekhandel Dominicanen)などが有名どころだろうか。また、邦訳はされていないが、日本では児童書が知られているジェン・キャンベル(Jen Campbell)の著書“The Bookshop Book”は、ヨーロッパを中心に世界中の興味深い書店とそれにまつわる様々な話を綴っており、「本屋めぐり」に最適だ1 。同じ著者の“Weird Things Customers Say in Books