この記事はアジャイル開発を元に考えるプロジェクトマネージャのあり方14の続きです。前から引き続き「新人でもそれなりに成果が出せる環境」について解説します。 新人教育を終えたら、与える仕事をプロジェクトマネージャは熟慮しなくてはなりません。何故ならば、人的資源を最大限に生かすのがプロジェクトマネージャの仕事だからです。ですが、実際にやった事がある人にしかわからないかもしれませんが、適切な仕事を割り振るのは非常に困難です。 難し過ぎる仕事を新人に与えてしまうとプロジェクトが達成できません。また、何時までも先輩方が手厚く保護するのは大問題です。人は誰しもプロジェクトに貢献しているという実感を求めます。貢献しているという実感がなければ、指示待ち人間になってしまいます。指示待ち人間は、責任感を持って自主的に仕事をしません。指示通りに仕事をこなすだけです。この状態の人が居ればプロジェクトはうまく回りま