ゲームを制作して売るという行為はビジネスだ。制作者が自分の裁量で好きなようにやりやすいインディーゲームでもそれは変わりなく、深く考えずに作ってしまうと困った状況に陥りかねない。ゆえにいかに資金を獲得して、いかに利益を出すか考える事業開発は重要となる。 ゲーム開発者たちが情報交換を行うカンファレンス「CEDEC 2021」で、Xboxのインディーゲーム関連を担当しているマット・スミス氏による「インディーのための事業開発」に関するセッションが行われた。この記事ではセッション内のポイントをレポートしていく。 いかに資金調達するか? 具体的な3つの方法 マット・スミス氏。2001年からプログラマーとしてゲーム業界に関わる。Pop CapやEAを経験し、現在はマイクロソフトに。『Plants vs. Zombies』や『VANE』などに関わっている。 今回のセッションは「グレーアート - インディー
特にオープンワールドを中心として、ビデオゲームのマップは年々膨大化しつつある。ユーザーとしてプレイしているだけでも、ときにその行動可能範囲の広さに目の前がクラクラしてしまうことがあるが、当然それ以上に開発の負担は増加しているはずだ。現在『ELDEN RING』でオープンワールドスタイルの作品を開発しているフロム・ソフトウェアも、長年同じ悩みを抱えていたようだ。 そうした背景から、フロム・ソフトウェアでは「情報地図」と呼ばれるレベルデザインの効率を上げるための開発支援ツールが開発された。本稿では、CEDEC2021で行われた講演「『情報地図』で俯瞰するマップ情報の可視化 - マップ全体を把握するための開発支援ツール」をもとに、この「情報地図」の詳細についてレポートしよう。 講演は「情報地図」の開発に携わったプログラマである川崎涼太氏と古田島裕斗氏の両名で行われた。川崎氏によると、本講演で使用
[CEDEC 2021]ゲームに使われた対話キャラクターのAI技術を歴史的に体系化。セッション「ゲーム産業における対話キャラクター人工知能技術の発展」レポート ライター:大陸新秩序 ゲーム開発者向けカンファレンスCEDEC 2021の2日めとなる2021年8月25日,セッション「ゲーム産業における対話キャラクター人工知能技術の発展」が行われた。このセッションではスクウェア・エニックス テクノロジー推進部 リードAIリサーチャーの三宅陽一郎氏が,ゲームにおける対話エージェントの人工知能技術を歴史的に体系化して解説している。 「CEDEC 2021」公式サイト エージェントの一般論 三宅氏によると,ゲームの面白さに対してAI(人工知能)が果たす役割は大きいという。ビジュアルやインタラクションがもたらす深みに続く存在として,AIがもたらす深みがある。 人間は意識や無意識といった精神的な構造を持っ
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