このグループは、2023年にFBI(米連邦捜査局)の摘発によって活動停止に追い込まれた「HIVE(ハイブ)」という組織のメンバーが、再び集結して作られたサイバー犯罪組織だと分析されている。HIVEはかなり荒稼ぎをしていたグループで、世界各地で1300社を超える企業に対してランサムウェア攻撃を仕掛け、稼いだ身代金の支払い総額は約1億ドルにもなっていた。 たびたびの被害 また、実はHOYAがサイバー攻撃の被害に遭うのはこれが初めてではない。2019年には同社のタイにおける最大の工場がサイバー攻撃被害を受け、レンズの生産ラインが3日にわたって停止する事態になっている。当時、タイのシステムは日本の同社コンピューターにも繋がっていたために、日本の事業にも支障が出た。 さらに2021年にも「アストロチーム」と名乗るサイバー攻撃グループによって、身代金要求型ウイルスに感染させられている。同グループは、同