米インテルは2019年7月、「CPUの1000倍速く、1万倍高効率」(同社)という脳型(neuromorphic)演算システム「Pohoiki Beach†(開発コード名)」を開発したと発表した。ロボットなどが移動しながら自らの位置を把握する技術「SLAM(Simultaneous Localization And Mapping)」や経路探索、スパースコーディング、義足などへの応用を想定しているという。 †Pohoiki Beach(ポホイキビーチ)=ハワイ島の東端にある黒い砂の海岸。
(Image by Pixabay) 気が付けば、日本における第一次データサイエンティストブームから6年、人工知能ブーム開始から3年が経ったようです。意外と言っては何ですが、これまでのところ人工知能ブームも、そしてそれにブーストされた形で起こった第二次データサイエンティストブームも、まだまだ続くどころかどんどん加速していきそうな状況です。 なのですが、これだけ統計学や機械学習のような高度なデータ分析技術がビジネスの現場に浸透するようになった現在でも、なぜかあまり多く見かけないものがあります。それは「機械学習(もしくは自動化された統計分析)によるビジネス上の成果を数値として示したもの」。意外かもしれませんが、個人的な観測範囲では例えば「Deep Learningを導入したら〇〇がXX%向上した」みたいなリリースや記事を見かけることは、正直なところ思った以上に少ないように思われます。それでも第
欧米に比べると日本の人事は旧態依然として見えますが、日本の人事も「外圧」、つまり海外からの強い影響によって変わろうと努力しています。前回の記事「日本の採用面接が人をちゃんと見抜けない理由」で紹介した『How Google Works』に影響を受け、「グーグルに学べ!」とばかりにピープルアナリティクス(ビッグデータ解析の手法を用いて、社員の行動様式やパフォーマンスの分析を行い、人事などに活用する技術)や構造化面接について学ぶ人事担当者も増えてきました。 オンライン小売業の世界最大手、アマゾンの「AI採用」も人事関係者の間で大きな話題となりました。これは「AI」、すなわち人工知能を使って書類選考や面接などを行い採用するか否かを決める手法です。 ソフトバンクやサッポロホールディングスなど、大手企業でもAI採用を導入する動きがあります。といっても、AIを使って書類選考にかかっていた時間を短縮し、空
チャットボットとは何か 「チャットボット」とはテキストや音声を通して人と話ができるシステムあるいはツール。「対話(chat)」と「ロボット(bot)」を組み合わせた造語。 対話に必要な知識を集めたデータベースを準備すれば、24時間365日、音声やチャットの自動応答によって「問い合わせ」や「注文」などの作業を代行できる。企業にとっては既存のFAQとは異なり、ユーザーの曖昧な言い回しからでも、自社の製品やサービスに関して応答できる。 AIの進歩により、以前に比べて実用性の高いレベルで話せるまでに進化したなどの理由から、マーケティング・ツールとしての認知度や重要度が高まり、チャットボットを研究・開発する企業、導入する企業が急増している。 チャットボットの種類・仕組み チャットボットは、ユーザーから求められる対話の内容によって、2つのタイプに分かれる。 ● 対話タイプ(1):タスク指向型(質問応答
Waymoが1年間で記録した1,000マイルあたりの自動運転モード解除回数が0.09回の安全性とは、18,000kmを走行して初めて、自動運転モードが解除され、運転手がハンドルを握らなければならない状況が生まれることを意味しています。(※自動運転モード解除=事故が起こることではありません。) さらに、Waymoの自動運転を高く評価しているのはカリフォルニア州だけではありません。Navigant社は毎年独自の調査で、自動運転開発を手がける世界中の企業をランキングしていますが、2018年度の評価でWaymoは首位を奪取しています。 Navigant Researchは、自動運転システムを開発する大手20社を対象に、2018年末時点の戦略と実績に関する10の指標で評価をして調査結果を発表しています。10の項目は、「ビジョン」「市場参入戦略」「パートナリング」「生産戦略」「テクノロジー」「販売・マ
ロサンゼルスから帰国し、時差ボケで今わたしは一体どの時間を生きているかがわからない中、朝5時から生まれた時間を利用して何を思ったのかNote第二弾を書いています。寝ても寝ても眠いです。 ところで、前回の記事(Luckin Coffeeは何がすごいのか)を途中で有料化したところ、同世代友だちからディスられたので、この記事はずっと無料です。同世代怖い。 ByteDance社は世界No.1の時価総額を誇る未上場企業ですし、TikTokが世界中のApp Storeで上位を独占しはじめており、すでにGlobal MAUは7億とも8億とも言われています。話題にならない日はもはやなく、この事実から目を背けるべきではありませんし私自身も大好きなサービスの1つです。 多分ですが、わたしは日本のIT企業社長の中でもっともTikTokを触っている & 投稿しているという自負があります。笑 そこでいろいろと感じ
本記事は、アンドリュー・ウ(Andrew Ng)先生が書かれた 「企業における段階的なAI活用のためのPlaybook(脚本)」である 「AI Transformation Playbook」How to lead your company into the AI era を、日本語でまとめたものです。 画像引用[1] AI Transformation Playbookの日本語版まとめ 補足0:著者のアンドリュー・ウ(Andrew Ng)先生って誰? 画像引用[2] 著者のアンドリュー・ウ(Andrew Ng)先生は、人工知能の研究者です。 博士号の指導教員は、RNNの研究で有名なマイケル・I・ジョーダン先生です。 マイケル・I・ジョーダン先生の指導教員は、バックプロパゲーションを提唱したラメルハート先生なので、アンドリュー・ウ先生はラメルハート先生の孫弟子になります。 アンドリュー・ウ
2018年「不安になるAI業界のトレンド」5選2018.12.17 08:0512,608 Brian Merchant - Gizmodo US [原文] ( かみやまたくみ ) 来年は不安なくAIを使えるようになればいいのに。 人工知能(AI)はすでに私たちのコントロールを離れ始めている。先日発表されたトップAI研究者たちによるレポートがそう警告しているそうです。「コントロールを離れる」なんて言われると、映画やゲームの暴走するAI(個人的には『ライブ・ア・ライブ』のSF編)を思い出してしまいますが、現実のAIの動向はまたちがった不穏さを見せています。 米Gizmodoに掲載されたBrian Merchantの記事に「2018年の不安になるAI業界のトレンド」がまとめられていました。それによると、人間の手を離れた現実のAIは監視を拡大するとともに、バイアス(偏見)を助長するとのこと。抜粋
初めまして。シリコンバレーを拠点に最先端のAI技術と戦略を日本企業に導入するパ ロアルトインサイトでCEO・AIビジネスデザイナーをしている石角友愛です。普段は 業界横断的にAIで解決できる問題を定義して、AI開発と導入を支援する仕事をしてい ます。 モチベーションと「レゴの実験」でわかること 会社経営をする立場にいるものとして、またクライアントに価値を提供する立場として、そして親として、私は常日頃、人のモチベーションについて考えています。 モチベーションとは、人を動かす原動力になるもので、多くの場合人が何か意思決定をする際の目的意識の基盤になっています。会社、学校、家庭などあらゆる関係性構築と自分が望む結果を手に入れるために理解しなければいけないメカニズムの一つです。 モチベーションの研究は行動経済学や認知心理学などで科学的に研究されています。例えば私が住むアメリカで有名な研究者に、デュ
徳島県は人工知能(AI)を使った議事録の音声のテキスト化と要約を、15日から全ての審議会や協議会に広げた。昨年度に知事の定例会見のデータを使って実施した実証実験を踏まえ、本格導入することにした。議事録作成にかかる作業が5分の1に減り、公開までの時間も大幅に短縮されるという。 行政改革室によると、昨年10月から今年3月に実施した実証実験では、これまで会見4日後だった知事会見のホームページ公開を当日中に前倒しできた。ホームページへのアクセス数も2倍以上に増え、利用者の満足度は9割を超えたという。 会議データを要約する「AI要約システム」は、当初は不自然な日本語になることもあったが、長い発言には「。」(句点)を入れるなどの工夫で分かりやすい表現になるよう、使い方を改善したという。 県の審議会や協議会は約130あり、議事録は原則としてインターネットで公開している。これまでは職員が音声データを聞きな
英Rolls-Royceは現地時間10月15日、船舶の自動航行に向けてIntelと新たに提携したと発表した。海運業界向けシステム「Intelligent Awareness System」を強化するものだ。人工知能(AI)を搭載する同システムは輸送船の「目と耳」としての役割を果たし、それらを自律航行に一歩近づけるものだと、Rolls-Royceのエンジニアリングと技術および船舶インテリジェンス担当ディレクターを務めるKevin Daffey氏は述べた。 Intelligent Awareness Systemは、LiDAR、レーダー、サーマルカメラ、HDカメラ、衛星データ、天気予報からの入力データを処理する。そのデータを総合することによって、船舶は周囲の環境を認識し続け、数km離れたところにある物体を検出することができる。 Daffey氏によると、入力データは1日あたり合計で最大1テラバイ
「開発の丸投げやめて」 疲弊するAIベンダーの静かな怒りと、依頼主に“最低限”望むこと:これからのAIの話をしよう(覆面AIベンダー編)(1/5 ページ) AI(人工知能)開発を丸投げするクライアントの「いきなり!AI」に苦悩するAIベンダー。データサイエンティストのマスクド・アナライズさんに、AI開発現場の実態と、依頼主に最低限望むことを聞いた。 「AI(人工知能)は触ったことないし、プログラムも書けません。でも社長が“AIをやれ”って言うので何とかしてください」――こんな困ったオジサンたちを、ユーモアたっぷりの愛と皮肉で表現する人物をご存じでしょうか。 その名は「マスクド・アナライズ」さん。正体は一切不明でソーシャル上のアイコンは覆面マスクと、一見イロモノ系アカウントに見えますが、Twitterでの発言は多くの人たちから「あるある」「共感する」と絶賛され、ときには何千回、何万回とRTや
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く