日本を訪れた外国人旅行者は去年初めて2000万人を突破し、ことしも好調です。外国人旅行者の間では、一昔前の「爆買い」などモノの消費から、日本でしかできない体験を楽しむことに重点が移っていると言われます。そんな中、奈良県では「高級感」をキーワードに、海外の富裕層にターゲットを絞った新たな戦略に力を入れています。(奈良放送局 三瓶佑樹) 奈良県は多くの有名な観光地がありながらホテルや旅館の客室数が全国で最も少なく、宿泊する観光客の数も全国最低レベルです。奈良公園で外国人旅行者に予定を尋ねてみても、「東大寺の大仏はすばらしいけど奈良にいるのは1日だけ」とか、「日帰りで奈良の鹿を見に来て、すぐ東京に行くつもり」といった声が多く聞かれます。こうした日帰り旅行では、宿泊を伴う滞在に比べて、経済効果は伸びません。奈良は大阪や京都に隣接し交通の便がよいことで、かえって日帰り客を増やす結果になってしまってい
栃木県の日光東照宮にある国宝の陽明門で、守り神とされるこま犬などの像の修復が終わり、およそ4年ぶりに設置が行われました。 25日は、色の塗り直しなどの修復が終わった、こま犬の木像と「随身」と呼ばれる弓を持った武者の木像の合わせて4つを門に戻す作業が行われました。 4つの像は日光東照宮の守り神とされていて、職人たちが金ぱくや鮮やかな色の塗料で彩られた、きらびやかな像を組み立てるなどして設置していました。 修復を担当した日光社寺文化財保存会の澤田了司さんは、「江戸時代から修理がされてきて、今までの人の思いも受け継いで、いい仕上がりになったと思う。完成した像を見て、江戸時代の人の心に触れてもらいたい」と話していました。
先の日ロ首脳会談を踏まえ、ロシア人観光客にもっと日本を訪れてもらおうと、ロシアの首都モスクワで、日本政府観光局の現地事務所の開所式が行われました。 式では、着物姿のロシア人音楽家による琴の演奏が披露されたあと、関係者が四斗だるを開けて、事務所のオープンを祝いました。 去年12月の日ロ首脳会談では、両国の人の交流の拡大を目指すことが確認され、日ロ双方は先月から、入国ビザの有効期限を延長するなど、観光で訪れる人に発給するビザを緩和しています。 日本とロシアの間では、現在、年間、合わせて15万人の観光客が行き来していますが、日ロ両政府は、再来年までにこれを25万人に引き上げることを目指しています。 開所式に参加したモスクワ市内の観光会社に勤める女性は「日本は異国情緒たっぷりで、特別な文化もあるのが魅力的だ。客からの引き合いも多い」と話していました。 日本政府観光局の松山良一理事長は「ヨーロッパに
日本で結婚式を挙げるのがブームになっている香港で、ブライダル産業の大規模な展示会が開かれ、香港のカップルを観光客として誘致しようと、九州など地方の企業や団体も多く参加して、それぞれの地域の魅力をアピールしました。 展示会ではブームにあやかって、香港のカップルを観光客として呼び込もうという日本の地方からの出展も目立ち、九州や山陰地方の業界団体や旅館などが結婚式や写真撮影のプランを熱心に売り込んでいました。 結婚に伴う旅行は思い出として記憶に残り、将来、繰り返し訪れてもらう効果もあるということで、出展した鹿児島県指宿市の老舗旅館の担当者は「指宿は昔ながらの日本のよさがあり、たくさんの方に来ていただければ」と話していました。 香港から去年、日本を訪れた人は人口の4人に1人にあたる183万人と、2年間で倍増し、北海道と沖縄だけで1000組以上が結婚式や写真撮影を行ったと見られます。日本で結婚記念の
2年前の春節(1月末~2月初頭の時期の中国の旧正月)を思い出してほしい。中国から訪日客が大挙して押し寄せ、各地で「ホテルの予約が取れない」という悲鳴が飛び交ったのはご記憶のことと思う。 内外の旅行客はもとより、出張者や受験生までもが「宿の確保」に奔走させられた。都心のビジネスホテルの中には、素泊まりで1泊3万円台の値段を設定するところも現れた。ホテル難民の足元を見るホテル側の姿勢に辟易させられたものである。 だが、あれから2年の月日を経て、今年はちょっと様子が違った。 春節でもホテル投げ売り? 例えば、1月半ばに舞い込んできた新聞の折り込みチラシ。目を引いたのはその価格だ。静岡県の温泉宿が1泊2食付きで7980円、山梨県の宿は8800円と「お得な宿」が満載である。食事も「カニの食べ放題」や「活アワビ踊り焼き」など大盤振る舞いだ。かきいれどきの春節直前なのに、こんなに安くていいのだろうか。
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