民泊仲介世界最大手の米エアビーアンドビーを利用した訪日客の数が2016年1~10月の累計で300万人を超えたことが明らかになった。10月末で訪日外国人観光客の数は2000万人を突破しており、1割前後が同社のサービスを使ったとみられる。民泊を巡る法整備が難航する中、訪日客の利用が先行していることが浮き彫りになった。民泊とは旅行者らを一般住宅の空き部屋などに有料で泊めること。エアビーアンドビーで
斜面を有効に活用するため、部屋を横一列に並べた、「椎葉型」の家屋が多く残る十根川集落。国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている =宮崎県椎葉村(古厩正樹撮影)キヤノン EOS-1D X Mark Ⅱ:EF24-70mm F4L IS USMフルスクリーンで見る 閉じる 満天の星が夜明けの空に溶けていく。尾根の向こうから朝日が差し込むと、山間に幾重にも並んだ棚田と集落の姿が照し出された。木々から立ち上った水蒸気が、薄い霧となってその上空を流れる。幻想的な風景に思わず息をのんだ。 九州山地に位置する宮崎県椎葉村。537平方キロと広大な面積を持ちながら、96パーセントを山林が占める。この村の下松尾地区にある棚田は近年、絶景として注目を浴びている。 同地区周辺は昔、川沿いや山の緩斜面に集落を成し、焼き畑農業でソバや大豆などを栽培し生計を立てていた。江戸時代末期から明治にかけて、当時の庄屋・松
日本有数の観光都市である京都には、好調なインバウンドを背景に、年間5000万人を大きく超える観光客が訪れている。市内を歩いてみると、いたるところでアジア系外国人観光客の姿が目につく。著名な観光地として海外にも広く知られる嵐山では、「休日になると、8割が外国人観光客」(地元住民)といえる状況だという。 こうした中、人気観光都市の宿命ともいえる問題が発生している。Airbnbをはじめとした、「民泊」の波に翻弄されているというのだ。京都市内では、2015年の10月頃から、市内のゲストハウスや、家屋を使った宿泊が市内に増え始め、市議会でも騒音やゴミの問題が取り上げられるようになった。 「民泊」を行うには好条件 観光客の激増で、京都市内のホテルはフル稼働しても追いつかない。民泊ビジネスを行うには、条件が良いことは明らかだ。京都市の中心、下京区に住む40代のタクシー運転手の男性は、こう話す。 「民泊を
「絶対見逃せない世界の名所20選」(米ナショナル・ジオグラフィック誌)に日本で唯一選ばれたのは、「京都」や「奈良」「北海道」ではなく、日本仏教の聖地、高野山だ。 2016年5月の訪日観光客数は(6月15日、日本政府観光局発表)、189万4000人(前年同月比約16%増)で、5月としては過去最高記録を樹立。 相変わらず、中国やアジアからの観光客拡大に関心が一極集中する中、実は米仏豪(20%以上増)、さらに英独伊西(16%以上増)など、欧米の観光客数も過去最高の2ケタ増を更新している。 彼らはアジア系の観光客とは違う日本を楽しんでいる。 欧米人にブームの高野山 筆者の友人(欧米人)は「ショッピングなどより日本の文化や歴史の実体験、日本人の精神的、神秘的魅力、さらに日本社会や日本人のなにげない日常に触れることこそプライスレスな日本観光の醍醐味」と語る。 そんな「日本のたわいのない日常や慣習」で、
大雨が続いたフランスの首都パリでは中心部を流れるセーヌ川が一部で氾濫し、洪水警報が出されたことから、観光名所のルーブル美術館が休館となったほか、一部の列車が運休となるなど市民生活や観光に影響が出ています。 また、パリ中心部を流れるセーヌ川は、一部が氾濫して道路が冠水するなどの被害が出ていて、2日、洪水警報が出されました。 これを受けて川岸に近い観光名所のルーブル美術館やオルセー美術館は「所蔵品を避難させる必要がある」として、3日を休館としたほか、川沿いを走る列車も一部の区間で運休となるなど、市民生活や観光に影響が出ています。 気象当局によりますと、雨は弱まっているものの上流から水が流れ込む影響で、セーヌ川の水位は上昇し続け、日本時間3日午後5時現在、5メートル64センチに達し、過去30年で最も高くなりました。 パリ市当局は、川沿いの公園を週末にかけて閉鎖するほか、市民に川に近づかないよう呼
観光のスタイルが団体型から個人型へ変化する中で、地域には顧客視点に立ったマーケティング戦略が求められている。その新しい推進体制として注目されているのがDMOだ。 グリーンツーリズムや民泊(長崎県小値賀町) 旅行会社頼みには 限界地域自らマーケティングを 地域観光を取り巻く環境は大きく変化している。情報の流れやサービスの質的な変化をはじめ、団体旅行から個人旅行への移行も急速に進んでいる。団体旅行は、旅行会社などが送客してくれる観光客に対し、地域の事業者や市町村の観光協会が対応する「発地型」の仕組みだ。しかし近年は多様で個別化したニーズを抱えた個人客が増え、イベント中心の旧来の受け入れ体制では、それらニーズに対応しきれなくなっている。地域が自ら商品(サービス)を開発し、観光客を集客して、もてなす「着地型」の取り組みが求められている。(図1) 地域体験プログラムなど独自のメニューを用意する地域は
滝は、自然を最も手軽に、そして深く体感できる最強のパワースポットです。「滝ガール」の坂崎絢子さんが紹介する、癒やしと発見に満ちた滝をめぐる女子旅。今回は5~6月の時期にしか見られないパワフルな滝景色を求めて、富山県の立山を訪ねます。「落差日本一の滝」って、どこだかご存じでしょうか? 答えは富山県立山の称名滝(しょうみょうだき)です。立山連峰の水を集めて一気に流れ落ちるその落差はなんと350m!
一連の地震の影響で、熊本県内の宿泊施設では、大型連休中の予約のうち少なくともおよそ3万7000人がキャンセルしたことが県の調査で分かりました。主要な観光地の阿蘇市と南阿蘇村にある施設への調査は被災後の混乱のため行えておらず、影響の拡大が懸念されています。 大型連休の期間中の予約をキャンセルした人はこれまでに少なくともおよそ3万7000人に上っているということです。また、28%にあたる78の宿泊施設が、断水やガスの停止などの影響で休業を余儀なくされているということです。 一方、主要な観光地の阿蘇市と南阿蘇村にある宿泊施設への調査は、被災後の混乱のためまだ行われておらず、さらに影響が拡大することが懸念されています。熊本県は、実態の把握を急ぐとともに対策を検討していくことにしています。
【エキスパートEye】 自衛隊の組織内での性暴力被害を訴えた五ノ井さんは、ネット上で誹謗(ひぼう)中傷される二次被害も受けています。その中で、侮辱罪で略式起訴された人物の一人が現役の自衛官だったことも分かり、私は強い衝撃を受けました。自衛隊の組織の問題、併せて日本の社会での性暴力に対する考え方をまとめてみたいと思います。 自衛隊(および在日米軍その他外国の軍隊)と女性に対する性暴力のつながりは過去から数えきれないくらいの事件があり、現在も「自衛官が児童買春容疑で逮捕」といった記事を頻繁に目にします。自衛隊は災害救助隊としての側面を頻繁にPRし、現在はテレビ番組などで好意的に演出されることも少なくありません。しかしながら性暴力やハラスメントが横行する組織であれば、災害時に適切な対応が取れるとは思えず、女性が恐怖を感じて災害救助に支障が出ることも考えられます。 (こうした意見を書くと、「プライ
北陸新幹線の利用者が13日、1000万人を突破した。2015年3月14日の延伸開業から、1年と1カ月で大台に乗った。1000万人を達成した列車の乗客には記念品が贈られた。埼玉県の会社員、大内広安さん(62)は「仕事でたくさん乗っているが、きょうは一段と感慨深い。在来線特急の時は雪で閉じ込められることもあったので新幹線はやはり便利」と話した。西日
地方創生やインバウンドがビジネストレンドとなっています。出張は、普段できない情報収集や新しい視点を得るチャンス。日本各地へ年間70回の出張をこなす出張の達人・水津陽子さんに、出張先都市のおすすめスポットや、女性ならではの快適な過ごし方のヒントを教えてもらいます。今回は、「発見」のある名古屋とその周辺エリアです。首都圏・関西圏から名古屋への出張は日帰りが大半でしょう。でも、夜の時間を過ごせるので
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