アメリカ議会・上院の外交委員会は3日、シリアへの軍事攻撃を承認する決議案について公聴会を開き、オバマ政権に最長90日の軍事行動を認めることなどを新たに盛り込んで採決することで合意した。 公聴会にはケリー国務長官らが出席し、化学兵器の使用を見過ごせばシリアだけではなく、北朝鮮などの行動にも影響を与えると強調して軍事攻撃への理解を求めた。しかし、野党・共和党の議員からは効果を疑問視する意見が出た。 ポール上院議員(野党・共和党)「軍事攻撃後、アサド大統領が化学兵器使用をやめるかはわからない」 ケリー長官「アメリカが責任をとらせなかったら、アサド大統領が再び化学兵器を使用すると保証できます!」 一方、与党・民主党の議員からは「外交や経済制裁の選択肢をすべて試みたのか検討する必要がある」との慎重意見も出た。 委員会は「シリアに地上部隊は派遣しないこと」や「軍事行動を最長90日に限定すること」を新た