自民党は3日、7月の参院選へ向けた公約を発表した。日銀のマイナス金利政策を活用して、官民合わせて5年で30兆円の資金をリニア中央新幹線の大阪への延伸前倒しや整備新幹線の建設などに投じる。民間では困難なインフラ整備などに必要な資金を国が調達して融資する「財政投融資」を大胆に実施する。リニアの大阪延伸時期を2045年から短縮する事業のほか、超低金利の奨学金、開かずの踏切対策などに利用する。17年
リニア中央新幹線の着工認可の取り消しを求める異議申し立て書を国交省担当者に提出する沿線住民(左端)=16日午後、参院議員会館 リニア中央新幹線の建設は自然環境を破壊するとして、沿線住民ら約5千人が16日、行政不服審査法に基づき、国土交通省に着工認可の取り消しを求める異議申し立てをした。リニアは東京・品川―名古屋の2027年開業を目指し、JR東海が17日に着工する。 異議を申し立てたのは、沿線7都県を中心とする全国の住民。南アルプスを貫くトンネルの建設で「自然環境が回復不可能なダメージを受け、静かな環境に暮らす沿線住民の生活に大きな影響を与える」と指摘。工事残土の処理方法が不明なほか、膨大な電力を消費し、運行の安全性にも疑問があると訴えた。
「再生エネルギーで日々300億円が消える」で、櫻井よしこさんが再生可能エネルギーを憎悪している。 櫻井さんは、再生可能エネルギー買い取りで、電気価格が値上がりして、国が滅びるという。実際は、櫻井さんが憎んでやまない菅首相が決めたので、亡国の政策のように言っているだけかもしれないが、要約すればそんなものだ。 だが、櫻井さんの主張の中身をみると、全部、櫻井さんが愛してやまない原発へのブーメランになっている。 曰く、再生可能エネルギーは「巨大な金食い虫」(櫻井)、「無駄が経済成長を阻害」(櫻井)であり、「私たちは原発停止で日々、100億円余分に燃料費を払っている」(櫻井)とのこと。だが、これもことごとく原発にブーメランで戻ってくる。 実際に、櫻井さんが憎む再生エネルギー買い取りより、原発のほうが「巨大な金食い虫」(櫻井)である。 「経済成長を阻害」(櫻井)した実績としても、再生エネルギーよりも福
全国の原発立地自治体で原発の再稼働に反対する百人超の地方議員が「原発立地自治体住民連合」を組織した。今月下旬には、政府に再稼働を目指す原発の安全性を問いただす公開質問状を提出する方針。二十四日に都内で記者会見し、メンバーや活動方針を発表する。 これまでに十三道県の百三十六人が参加を表明。質問状では「原発の大事故で被害者となるのは、立地自治体の住民」と強調。「事故は百パーセント起こらないと保証するのか。保証できないまま再稼働するのか」と政府を追及する。 使用済み核燃料や、再処理で発生する高レベル放射性廃棄物の最終処分場が決まっていないのに再稼働を認める理由なども盛り込む方針。政府が回答しない場合には、活動に賛同する国会議員に質問主意書を提出してもらう。政府は閣議決定した答弁書を出さなければならなくなる。
原発ゼロへ 「チームゼロネット」は、 2012年12月の脱原発世界会議2をきっかけに 新規立地計画をかかえる上関と大間、 そして原発が唯一稼働している大飯にフォーカスして 原発ゼロの未来を目指しひろく連携する有志のチームです。 それぞれの現地の状況に即した情報発信やアクションの呼びかけを目指します。 拡散にご協力くださるとありがたいです。 【緊急呼びかけ】 現地から、次の呼びかけがありましたので、お知らせいたします。 (追記 2013.10.17)山口県漁協が10月17日に開催しようとしていた祝島支店の総会の部会は、延期となりました。 * * * 上関原発を建てさせない祝島島民の会から、 緊急の呼びかけです。 上関原発にともなう漁業補償金をめぐって、 いままた山口県漁協が、 祝島の漁師たちに受取りを強要しようと 10月17日午後5時に 祝島で総会の部会を開催しようとしています。 それに対し
小泉純一郎元首相の「脱原発」発言が波紋を広げる中、息子の小泉進次郎内閣府・復興政務官は10月7日、原発問題に関して「国民の間で釈然としない気持ち、なし崩しに(原発依存に)行っていいのかという声が脈々とある気がする」と話し、純一郎元首相に理解を示した。名古屋市の講演で、小泉元首相の「脱原発」発言について質問され、答えた。朝日新聞デジタルなどが報じた。進次郎氏はまた「自民は原発推進政党ではない。自民党が変わるきっかけなんです。変わらなかったらダメですよ」とも述べた。 進次郎氏は講演の質疑で参加者から「先日、父の純一郎元首相が名古屋で講演しました。ドイツなどを視察して脱原発を認識したと言っていた。『脱原発』についてどう考えますか」と自身の見解を問われた。それに対し、「今、私は安倍政権の一員」とした上で、「日本の将来を考えたときに、日本ってやっぱり変わるときが来たかなと、誰もが思ったと思う」と答え
福島第1原発で4カ月 札幌の55歳男性が労災申請 がん「被ばくが原因」 (10/06 07:25、10/06 09:21 更新) 東京電力福島第1原発事故後の2011年7月から10月まで同原発で作業し、その後膀胱(ぼうこう)がんなど三つのがんを併発した札幌市在住の男性(55)が、発がんは作業中の放射線被ばくが原因だとして労災の申請をしていたことが5日分かった。原発事故後、被ばくを理由に労災を申請した人はこの男性を含めて全国で4人。いずれも審査中で、労災が認定された例はまだない。 男性は重機オペレーターとして同原発の原子炉建屋周辺でがれきの撤去作業などに従事した。被ばく線量が4カ月間だけで原発作業員の通常の年間法定限度である50ミリシーベルトを超えたため、同年10月末で現場を離れた。 12年5月に膀胱がんが見つかり、札幌で手術。今年3月には大腸がんと胃がんも見つかった。現在も通院しながら抗が
(9月16日発表の東電資料。「B南」から20万Bq/Lの全ベータが確認された) 東電は2日午後10時過ぎに一斉メールを送信。BエリアAグループ 5番タンクから鉛筆一本程度の漏えいがあることを、現場で作業中の東電社員が発見したことを伝えた。 2時間後の3日午前0時15分、原子力規制庁はこのタンクの周囲に設置している堰の内側で分析した水から、1リットルあたり20万ベクレルの全ベータを検出したことをメールで連絡。汚染水を早期に回収すること、汚染範囲の特定、汚染土壌の回収および、タンク近傍の排水溝のサンプリングをすることを指示した。 規制庁のメールによれば、現地を確認したところ、漏えいはB南エリアの堰内の水をタンクに戻していたところ、タンクの天板部から溢れた模様との指摘。またタンクに設置した足場から堰の外にも漏れていて、排水溝に入った疑いがあるとのこと。漏洩量は調査中だが、排水溝は海につながってい
福島第一原発事故をめぐっては、矛盾する報告書が飛び交って混乱を招いてきた。原子力の専門家たちは、「汚染水が漏れた問題の深刻度については、誰にも本当のところがわからない」と強調している。
「あの竜巻が福島第1原発を直撃したら……」 不安を感じた人も多いんじゃないか。2日に埼玉、千葉を襲った竜巻は、頑丈にできている中学校の体育館の屋根まで吹き飛ばしていた。 福島地方気象台は1日に、「竜巻注意情報」を2回発表している。3日も、「雷と突風に関する気象情報」を発表して、「落雷、竜巻などの激しい突風、ひょう、急な強い雨」に注意を呼びかけていた。福島で竜巻が吹き荒れる可能性は十分にあるのだ。 実際、福島第1原発に程近い南相馬市では2010年に、小規模の突風が起き、ビニールハウス9棟に被害が出ている。 気象庁によると、いまは地表付近が夏、上空が秋という状態で、寒暖差が激しく、竜巻のもとになる積乱雲が発生しやすい状況が全国的に続いているという。 「福島? 竜巻は、日本全国どこでも起こり得ます。とりわけ台風シーズンの9月、そして沿岸部で多く確認されていますね」(同庁担当者) 心配
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