1月の能登半島地震を受け、京都市は災害時の避難や消火、救助などのルートを確保するため、密集市街地にある細街路の拡幅事業を強化する。国が「危険な密集市街地」と指定している6学区の住民の意向を調査し、対象路線を決める方針だが、事業には家屋の移築を伴い、
京都駅の八条口を出て、駅前を東西に横切る大通りを南へ渡ると、すぐに広がる観光客向けのホテル街。新型コロナウイルス禍が明け、訪日外国人の姿が戻った一帯を歩くと、昔ながらの平屋の長屋が10棟ほど立ち並ぶ路地に行き当たった。 軒先の物干しざおにはタオルやズボンが無造作にかかり、住民の話し声が室内から響く。まるでタイムトリップ。異空間に迷い込んだようだ。2023年6月下旬。午後の強い日差しにふと天を仰ぐと、南側以外の三方をビルが囲んでいた。 近年のホテルの建設ラッシュで、すっかり京都観光の玄関口となった八条口周辺。にぎわいの影で、長屋が軒を連ねた下町風情あふれる町並みは急速に姿を消している。一方、リノベーションで息を吹き返した長屋もある。温故知新の町歩きに繰り出してみた-。 案内してくれた地元の音楽家、朴実(パク・シル)さん(79)=京都市南区東九条=によると、観光ホテル街となった一帯のそばは終戦
京都市中心部で市民に愛されてきた「番組小」の跡地が今、次々とホテルに姿を変えている。校舎の姿を残しながら高級施設へと生まれ変わり、海外機関…
京都市が市内に多く残る路地周辺の街並み再生に乗り出している。これまで防災面などから住宅の大規模修繕や建て替えを抑制してきたが、方針を一転さ…
松本剛明総務相は、京都市が提案した「空き家税」創設に同意する方針を固めた。関係者が22日明らかにした。全国の自治体で初めて、空き家所有者に…
非公開の近代建築、一斉公開「京都モダン建築祭」開催へ あの洋館や邸宅も 2022年8月15日 16:00
おかげさまで、開催決定! 日程、特別公開予定のモダン建築(2022年7月29日時点)等を発表しました 名称|京都モダン建築祭 会期|2022年11月11日(金)〜13日(日) 主催|京都モダン建築祭実行委員会(京都市、京都市観光協会、京都ユースホステル協会、まいまい京都) 共催|京都市 協力|京都岡崎魅力づくり推進協議会、文化庁地域文化創生本部(予定)、公益財団法人京都市スポーツ協会(予定) 公式サイト https://kenchikusai.jp Twitter https://twitter.com/kenchikusai Instagram https://www.instagram.com/kenchikusai 特別公開予定のモダン建築 ※2022年7月29日時点[中京エリア] 京都市役所本庁舎、旧成徳中学校、京都国際マンガミュージアム(旧龍池小学校)、京都御幸町教会、京都
約20世帯が住む京都市上京区笹屋町1丁目で、建物を新設・増改築する事業者らに対し、住民との意見交換を義務化する地域独自の規制が始まった。江戸後期の建築と伝わる町家(ちょういえ)の隣接地でのマンション開発を機に、
京都市が京町家風の新築住宅「新町家」を広める取り組みを始め、間もなく2年を迎える。かつて類似の構想が不発に終わったことを教訓に、市民が気軽に建築を検討できる枠組みにしたが、制度上、普及の実績は見えづらく、協力業者もまだ少ない。今度こそ京都らしい街並みづくりの起爆剤になるだろうか。 新町家は京町家の取り壊しが進む中、古都の景観に合った住宅を増やそうと市が2020年3月にガイドブックを公表して本格的に打ち出した。「場所になじむ」「和の技を感じる」など設計の際に重視してほしい五つの指針を掲げ、3階建てやマンションなどさまざまな様式を想定している。 現代版の京町家を増やす構想は数年前にもあった。市が10~18年度に企画した「平成の京町家」だ。省エネ住宅の普及も兼ねて、最大200万円の補助金を交付したが、市内産木材の使用や透水性がある庭の設置など住宅に求める条件を細かく設定していた。結果、認定物件は
京都市上京区の住宅解体工事の現場に、大久保利通の茶室「有待庵(ゆうたいあん)」が残っていたことが確認された。市が30日発表した。幕末に大久保が住んでいた旧邸跡にあり、工事中に歴史研究者が発見し、市に連絡。市は所有者から部材などの寄付を受け、移築した上で保存・活用する方針だ。 有待庵をめぐっては、大久保の三男利武氏による1942年の講演記録で、大久保が1866年に邸宅を構えた際、薩長同盟が結ばれたとされる薩摩藩家老、小松帯刀(たてわき)邸「御花畑(おはなばたけ)」から移築されたことは分かっていたが、その実在は未確認だった。有待庵は薩長同盟以降の政治的な密議の場となり、岩倉具視とも会談していたとされる。 市文化財保護課によると、有待庵は約3畳の平屋建て。アカマツの床柱など古材が使われている。同課は歴史的価値が高いとみて、所有者に工事を一時止めてもらい、市の予算で移築を前提に解体する方針を決めた
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