アメリカ合衆国ミネソタ州でジョージ・フロイド氏が警官により殺害されたことを契機に、アメリカ中でBlack Lives Matterの運動が激化している。その影響は世界各地に広まっていて、日本でも盛んにメディアで取り上げられている。 ところで、Black Lives Matterを日本語に訳すとどうなるだろう。 ネット上で調べてみたところ、大半は「黒人の命も大切」、あるいは「黒人の命は大切」となっている。主要メディアについては、NHKと朝日新聞が「黒人の命も大切」としており、読売、毎日、日経、産経新聞は「黒人の命は大切」と訳しているようだ(6月17日時点)。 Black Lives Matterは今年始まった運動ではない。2013年以降、アメリカでは継続的に続いている。しかし定訳がいまだに日本の主要メディアの間でも固まっていないことが示しているように、たった三つの言葉が並ぶこのフレーズは、日
小さな子どもほど、母語喪失のリスク高く子どもの発達にとって、自らの基礎となる言葉、すなわち母語を獲得できるかどうかの影響は小さくありません。これまで筆者が運営する支援現場では、親の話す母語がまったくわからないまま日本語のみで育った子どもたちが、抽象的な思考ができなかったり、小学校低学年程度までの読み書きしかできないという状況を複数経験してきました。 実感値として、母語の発達が十分に支えられなかった環境の子どもたちほど、発達障害に近い様相を示し、特別支援教育を受ける割合も高まる傾向を感じています。逆に、母語が確立されている子どもほど、第2言語として日本語を学んだ際にも、その力が向上しやすい傾向も実感しているところです。 日本で生まれ育ったり、幼児期に来日する子どもほど母語喪失のリスクは高く、発達の課題も指摘されやすい状況です。子どもの健全な発達を支えるためにも、子どもの母語を守り、その力を高
はじめに 下記の「やさしい日本語」に関するまとめが話題になっていて,Twitterでも少し関連することを書いたのですが,やはりこちらでも少し何か書いておくことにします。 togetter.com 東日本大震災の時にもそこそこ話題になったという印象があったのですが,それはやはり私の周囲に日本語学・言語学や日本語教育(日本語を第1言語としない人に日本語を教えること)に携わっている人,なじみのある人が多いからかもしれません。この話題に限ったことではないと思うのですが,機会があるたびに宣伝し続けるのが良いのでしょう。というわけである程度知っている方はいろいろなところで何か書いてみると良いのではないでしょうか。 私個人としては,東日本大震災の時に手話ニュースが叩かれたのを思い出しました。Twitterやはてブのコメントでも言及がありますが,こういう情報が助けになるのは「外国人」だけではないのです。
須藤玲司 @LazyWorkz 日本のラノベが米国の10代を魅了 blogos.com/outline/202384/ >現代の日本に警鐘を鳴らす「僕の妹は漢字が読める」など あ。英訳されてたの!? まあ中国語訳されて漢字だけになったときほどの衝撃はありませんが。 2016-12-20 12:47:20 須藤玲司 @LazyWorkz Forbes本国版にも載ってるJ-Novel記事、日本のラノベの代表として扱われてるのが日々花長春『異世界混浴物語』で、よりによってそれかよ感でいっぱいです。 forbes.com/sites/laurenor… 同時発売『僕の妹は漢字が読める』を代表とされるよりはよかったけど。 pic.twitter.com/ssrKYk1f1s 2016-12-20 21:21:41
日本の文学や芸術を探究し続ける、日本文学研究者のロバート キャンベルさん。その深淵に迫るには、日本語を自分と一体化する必要があるという。それはグローバル社会を英語で生き抜くビジネスパーソンにとっても同様だ。英語を自分の一部とするために、どんなことを意識し、何を指針として学んでいくべきか。ご自身の経験を踏まえて語っていただいた。 日本の文学や芸術を探究し続ける、日本文学研究者のロバート キャンベルさん。その深淵に迫るには、日本語を自分と一体化する必要があるという。それはグローバル社会を英語で生き抜くビジネスパーソンにとっても同様だ。英語を自分の一部とするために、どんなことを意識し、何を指針として学んでいくべきか。ご自身の経験を踏まえて語っていただいた。 ――日本人以上に日本語を自在に操るロバート キャンベルさん。日本語を学ぶきっかけは何だったのでしょうか。 もともと言語に興味があって、最初に
熊本、大分両県で相次ぐ地震を受け、災害などの緊急時、外国人に分かりやすく情報を伝える「やさしい日本語」を研究する弘前大人文学部の社会言語学研究室が、ホームページ(HP)で「やさしい日本語クイックレファレンス」を公開している。 【写真ルポ】平穏な街が、家が…熊本地震の爪痕 クイックレファレンスは二次災害を防ぐ呼び掛け文や避難所内のポスター例など、必要な情報がすぐ参照できる。「水の無料配給を知らせる」「テレビで外国語のニュースがあることを知らせる」など40項目以上の例示があり、これまで豪雨災害や震度5以上の地震の際に公開してきた。 緊急時は付きっきりの英語通訳や多言語対応が難しく、外国人が命を守る情報を得にくい。学生たちは外国人支援に携わる行政職員やボランティア団体などに向けて発信し、避難所や防災無線などで「やさしい日本語」を活用するよう提案している。
こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい! 英語圏のニュースでは、This is now political kabuki theater. などのフレーズを耳にします。タイトルを見れば分かる通り、この kabuki は日本語の「歌舞伎」からきています。実は、英語圏で kabuki は比喩としても使われているのです。 英語圏の人の多くは本物の歌舞伎を観たことがありませんが、彼らにとってのイメージは、不思議な化粧をした俳優が舞台の上で叫んだりオーバーな動きをしているというものでしょう。化粧こそしていないものの、アメリカの議会では情熱的な演説をしている議員が多くいるので、これらが当てはまります。演説の内容が重要なことや納得出来ることならば良いのですが、そうでない場合
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