ドローンやSNS(交流サイト)などは、災害後の情報の取得・共有に欠かせないツールとなった。2021年7月3日に静岡県熱海市で発生した大規模な土石流でも、被災地の現況把握などに大きく貢献している。こういった災害対応の中でも筆者が特に注目しているのが、静岡県が被災後数日で「バーチャル被災地」となる3次元モデルを構築した点だ。被災前から進めていた地形の3次元モデル化の取り組みと、被災直後に技術者有志が集まってそのモデルを分析したことが奏功した。
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