iPhoneの登場によって自社のビジネスを大きくスマートフォン寄りに舵を切った企業がある。フライトシステムコンサルティングはそんな企業の一つ。精力的にiPhone向けソリューションやスマートフォン向けアプリを提供している。同社代表取締役社長の片山圭一朗氏に、スマートフォンへ事業の軸足を移した理由などを聞いた。 もともと我々は放送、自治体、金融など、分野は違うが止まってはいけないシステム、例えばデジタル放送のサーバーの構築などを事業としてやってきた。ここ3年、世の中の潮流が変わり始めてきたのを肌で感じ、スマートフォン関連事業に大きく舵を切った。 3年ほど前、クラウドが騒がれ始めた時期だった。確かに安いアウトソースの手段だが、当初はこんな半端なものを誰が使うのだろうと思っていた。だが、お客さんが注目し始めている。自分でシステムを持ちたくない、というお客さんが検討し始めていた。 クラウド化が進む