経済産業省の梶山弘志大臣は「半導体は国家の命運を握る」とか「半導体の失われた30年の反省を踏まえて大きく政策転換を図る」 とか勇ましい発言を繰り返している。何を反省したかというと、「従来の自前主義を改めて、海外勢と共同で国内に開発製造拠点を作る」(自民党半導体戦略推進議員連盟会長甘利明氏)という。しかし、今までだって国家プロジェクトやコンソーシアムに外国半導体企業を入れてみたけれども成果に結びつかなかったどころか、成果を持ち去られただけで、肝心の日本では研究の目標だった先端プロセスやEUVリソグラフィをロジック半導体製造で活用できず仕舞いだった。 つくばのスーパークリーンルーム(図1)活用策の一環として、半導体先端研究で成果を上げ続けるベルギーimecを日本に誘致して産総研との共同研究組織を設立して成果の上がらない国家プロジェクトを成功に導びこうという動きが水面下であったが、その計画は先方
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