大阪府が所蔵する美術作品を長期間、地下駐車場に置くなどずさんに扱っていた問題で、府は2024年度当初予算案に劣化した美術品の修復事業費3128万円を計上した。府が設置した専門家チームは中間報告で、作品にはさびやほこりなど「保管環境が要因と思われる劣化があった」と指摘。作品の適切な活用・保全は所有者である府の責務だとして、十分な予算確保を求めていた。 作品は府がバブル期の新美術館構想の一環で収集した7885点のコレクションの一部。構想は後の財政難で白紙撤回され、作品も行き場を失った。毎日新聞は23年7月、このうち105点が17年から6年間、咲洲(さきしま)庁舎(大阪市住之江区)の地下駐車場にずさんな管理状態で置かれていると報道。作品はその後、府内の別施設に移された。
(C)2022 PATHE FILMS – TF1 FILMS PRODUCTION – WILDSIDE – REPERAGE – VENDOME PRODUCTION 世界遺産でありゴシック建築の代表作でもあるパリのノートルダム大聖堂の火事は、渡仏経験やキリスト教との関係の有無にかかわらず、多くの人に衝撃を与えた。ちょうど4年前、復活祭の季節であるというのに、テレビやネット上にどんどんアップされる映像の中の大聖堂は燃えていた。言葉を失った。何がどうなっているのか。それを再構成した映画『ノートルダム 炎の大聖堂』(ジャン=ジャック・アノー監督)が公開された。 新任の防災警備担当者が火事を検知するアラームに驚き、上司に連絡を入れるところから話はスタートする。大聖堂の尖塔が崩れ落ちる映像を知っている観客には、ストーリーも結末も見えているが、“何がどうなっているのか”とあの日に感じた「始まりと
はじめに 2020年3月、永寿総合病院で発生した新型コロナウイルスの大規模な感染拡大(アウトブレイク)により、最終的に患者様、病院職員の200名以上が感染し、43名の患者様がお亡くなりになりました。お亡くなりになった患者様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。 院内感染が判明してから、当院を取り巻く環境は一変しました。今まで当たり前に行っていた業務が、この日を境に大きく変化しました。このような経験は、誰にとっても初めての出来事でした。 しかも、相手は新型コロナウイルスという未知のウイルスです。感染制御部を中心に、とにかく感染を広げない、そして自分もうつらないよう、手探りのまま対応するしかありませんでした。先が見えず、本当に収束を迎える日がくるのだろうかと途方に暮れたこともあります。結局、アウトブレイクが収束し、外来診療を再開するまでには、2か月以上を要しました。 その後も、他の病院や施設で新
コロナ禍で見えてきた意思決定の不透明さから、今後同じ失敗を繰り返さないためにも「証拠」として働くべきアーカイブは、官僚バッシングのためではなく、未来への指針として残されるべきもの。アーカイブの成り立ちと重要性を憲政史研究家の倉山満氏が説く。 ※本記事は、倉山満:著『救国のアーカイブ』(ワニブックス:刊)より一部を抜粋編集したものです。 ■アーカイブとレコードマネージメント アーカイブ先進国のアメリカでは、大統領ごとに「図書館」と称する文書館が作られます。 たとえば「バラク・オバマ大統領センター」「ジョージ・W・ブッシュ大統領図書館」「ウィ リアム・J・クリントン大統領図書館」「ジョージ・ブッシュ大統領図書館」「ロナルド・レーガン大統領図書館」「ジミー・カーター大統領図書館」といったように。 名前は「図書館」 とついていますが、実態は文書館(もんじょかん)です。その大統領の執務記録を保存・整
首相主催の「桜を見る会」を巡る問題では、公文書である招待者名簿を、内閣府が会の約1カ月後、野党議員が資料請求した昨年5月9日にシュレッダーで廃棄したことにも批判が集まった。バックアップデータも復元されず、不適切な人物を招待した疑惑も検証できないままだ。公文書管理に詳しい瀬畑源・成城大非常勤講師は「公文書管理法の理念を無視し、抜け道を使って合法的に隠蔽(いんぺい)した。政治倫理的に極めて問題だ」と指摘し、文書がないことを理由に説明責任を果たさない政府の姿勢に疑問を投げかける。【牧野宏美/統合デジタル取材センター】
関西大学の西澤英和教授が、吉田寮舎保全活動の根拠として以下の文章を寄稿してくださいました。寮舎の構造について述べられた文章です。 関西大学・環境都市工学部・建築学科の西澤教授は木造建築の補修保全の第一人者です。京都大学工学部建築学科に在職中には京大の木造建築物の調査を実施されるなど、吉田寮とも縁の深い方です。 関西大学西澤研究室 http://www.arch.kansai-u.ac.jp/hozon2/index.html 2012年3月4日 古い木造建築の構造対策を考える -吉田寮と旧食堂を巡ってー 西澤英和 ●はじめに 吉田寮、学生集会所、そして旧食堂などの洋風木造建築群はぼちぼち竣工百周年を迎えるという。 少し余談になるが、私が京都大学に入学したのは1970年。世間は大阪万博に沸き立つ一方、やや下火になりかけてはいたが、学園紛争の火の手はいたるところで強かった。あの頃わが国の人口は
立命館のpixiv論文の件を遠巻きに見ていたのですが、日本文学研究の方にも飛び火してきた感じなので↓ togetter.com ちょっと考えたことを書いておきます。 目次はこんな感じになりました。長いですので、これからどうすべき(と私が考える)か単に知りたい人は、「さいごに」をどうぞ。 近代文学研究における引用の実態 古典文学研究における引用の実態 ネット掲載の「半公開」小説の引用 小説とプライバシー これからどう現代小説を引用していくのか さいごに : 忖度と萎縮と検閲と 近代文学研究における引用の実態 近代文学研究の世界では、引用に際して作者の許諾をとるということは、例外的な場合を除いて、一切ありません。著作権法の範囲内で、遠慮なくどんどんやります。 近代文学研究が扱う文学作品は、ほとんどが「公開モード」にあります。だれでも見られ、引用、言及でき、賞賛も批判もなんの遠慮もいりません。
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平安時代の「前九年の役」の古戦場として知られる岩手県内陸部の金ケ崎町では、何世紀も受け継がれてきた「鹿踊り」を今年は見送る。61歳の主役の踊り手が背中を痛め、代わりを務める人がいないためだ。(ブルームバーグ Connor Cislo、Toru Fujioka) 【関連サイト】金ケ崎町 こうした話は金ケ崎町に限ったことではない。共同通信が1月に伝えた調査結果によれば、高齢化や人口減少を理由に20県で計60件の伝統行事が休廃止された。少子化と過疎化の進行に伴い、日本独特の文化的伝統の多くが失われつつある。 NPO日本の祭りネットワーク副理事長の苦田秀雄氏は、故郷を離れている人も祭りを理由に一時的に帰郷するといった形で日本のコミュニティーは維持されてきたと説明。祭りがなくなることはコミュニティーが消えることを意味すると述べた。 【関連サイト】NPO日本の祭りネットワーク 独立行政法人国立文化財機
最初に断っておいたほうがいいかもしれません。私自身は地球温暖化についてはIPCCと同じ意見です。つまり、地球温暖化はほぼ確実に起きていて、その原因は人為的なものである可能性が高いと考えています。その意味で気候変動に対して否定的なトランプ政権の方針には批判的です。以下の文章は、そういう視点で書かれていることに注意してください。 * さて、トランプ政権の発足前、彼が大統領選に勝利したときから、サイエンスのコミュニティでは彼の科学政策を不安視する声がありました。そのひとつが気候変動の問題です(他にもワクチンの問題などがありますが、まだ噂レベルなので今回は触れません)。トランプ氏は選挙期間中から気候変動問題は存在せず、過剰な環境規制が経済を圧迫していると主張してきました(選挙期間中に「気候変動の話は中国のでっち上げだ」とTwitter でツイートして問題になったのを覚えている人もいるかもしれません
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