3月23日、ワークショップ「次世代の国際日本研究」を開催しました。本ワークショップでは、人文学の現状と今後の展開について、総合研究大学院大学(総研大)の大学院生、人文知コミュニケーター、日文研の教員・研究員・職員など様々な立場から14名の参加があり、活発な意見交換が行われました。本ワークショップの目的は、他分野間の研究交流を促進し、大学院生たちの研究を発展・深化させるとともに、次世代の声を今後の国際日本研究の推進と研究成果発信活動に反映することです。本ワークショップは、第1部「人文知コミュニケーターによるトーク」と第2部「アイディアソン」の二部構成で開催しました。 第1部では、大場豪氏(人間文化研究機構人間文化研究創発センター研究員)が「人間文化研究機構と人文知コミュニケーター」というテーマで人間文化研究機構の活動内容と人文知コミュニケーターの役割を紹介しました。続いて、アルト・ヨアヒム氏
第4期中期目標・中期計画期間(2022年度~2027年度)に日文研が実施する機関拠点型基幹研究プロジェクト「「国際日本研究」コンソーシアムのグローバルな新展開-「国際日本研究」の先導と開拓-」のキックオフシンポジウムを開催します。 詳細につきましては、チラシをご参照ください。 ◆要旨集のダウンロードはこちらから (開催趣旨) 今から150年前、文明のあり方を求めて船出した日本人の一団があった。岩倉使節団である。岩倉具視を大使とする総勢100名を超える日本人が、1年半以上の長きにわたって欧米諸国巡遊の文明視察の旅に出た。それから150年の歳月が経過し、その間、日本は急速な近代化を遂げ、その果てに国の内外に大きな惨禍をもたらした大戦を経験した後、焦土からの急速な復興を遂げて経済的繁栄をほしいままにした。しかし、1990年代に入ると凋落と喪失の時代に陥った。日本を取り巻く内外の状況は厳しさを増し
トップ > 新着トピックス > 日文研の話題 > 国際交流基金との共同主催による「日本研究フェロー・カンファレンス」を開催しました(2022年12月10日) 新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響で長らく国内外の学術交流が停滞する中、2022年12月10日(土)に国際交流基金との共同主催、「国際日本研究」コンソーシアムの共催により、日本滞在中の国際交流基金フェローと日本国内研究者とのネットワーク構築を目的とする「日本研究フェロー・カンファレンス」を開催しました。 カンファレンスは二部により構成され、第一部では、分野ごとに、グループA「社会・歴史」(ファシリテーター〈以下同〉:松田利彦副所長、五十嵐惠邦外国人研究員)、グループB「文学・言語」(荒木浩教授、劉建輝教授)、グループC「芸術・文化」(タイモン・スクリーチ教授、松木裕美助教)、グループD「政治・国家」(楠綾子教授、瀧井一博教授)
京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター第60回公開講座 × 人間文化研究機構「開かれた人間文化研究を目指した社会共創コミュニケーションの構築」事業 「お話と演奏 耳で感じるジャポニスム」 19世紀初頭から西洋各国では、日本を題材にした小品が一枚刷りの大衆音楽楽譜(いわゆるシートミュージックsheet music)や楽曲集として出版され、それらの作品は多くの人びとに愛好されました。日本情報が今より格段に少ない開国期前後、日本は西洋でどのようにイメージされ、音楽で描かれたのか――お話と演奏を通じてその魅力をご紹介します。 浮世絵や工芸品などの日本の美術品が西洋美術界に大きな影響を与えた近代、音楽家も「日本」にインスパイアされて様々な楽曲を生み出しました。特に19世紀から20世紀はじめにかけては、カフェや演芸場などコンサート音楽の外でも「日本」をイメージした多くの作品が誕生し、演奏されました。
2022年1月21日(金)~23日(日)の3日間に渡り、機関拠点型基幹研究プロジェクト「大衆文化の通時的・国際的研究による新しい日本像の創出(略称:大衆文化研究プロジェクト)」の6年間の活動の締めくくりとなる総括シンポジウムを開催しました。 本シンポジウムは、若手研究者育成という目的から、中堅・若手の研究者がパネル企画を担い、「日本大衆文化研究の最前線―新しい日本像の創出にむけて―」と題して、4つのパネルを通して、これまでに取り組んだ大衆文化研究プロジェクト全体の検証・評価を行いました。また、シンポジウムの最後は「国際日本研究」コンソーシアムパネルとして、ヨーロッパとの対話から、「国際日本研究」の新たな展開と可能性について、考察を進めました。 新型コロナウイルス第6波の最中の開催となりましたが、感染症対策を徹底したうえで一部登壇者は会場参加、視聴者はオンライン参加のみとしてZoomウェビナ
国際日本文化研究センター(日文研)による共同研究の成果を市民に伝える「第2回日文研―京都アカデミック ブリッジ」(主催・日文研、京都新聞 協力・文化庁地域文化創生本部)が3月28日、京都市左京区の京都市京セラ美術館であった。テーマは「京と江戸 美の文化学」。外国人研究者や画家の視点も交え、東西の文化を議論した。 【登壇者】 タイモン・スクリーチさん ロンドン大教授、東京外国語大客員教授 松平莉奈さん 画家 石上阿希さん 国際日本文化研究センター特任助教 司会 国際日本文化研究センター・荒木浩教授 【略歴】 T・すくりーち 1961年英国生まれ。日本美術史、江戸文化論。著書に「江戸の大普請」(講談社学術文庫)など多数。 いしがみ・あき 1979年生まれ。近世文化史。著書に「江戸のことば絵事典」(KADOKAWA)など。 まつだいら・りな 1989年生まれ。京都市立芸術大で学ぶ。続「京都 日本
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2018年4月6日、国際日本文化研究センターが、「国際日本研究」コンソーシアムのウェブサイトの公開を発表しました。 「国際日本研究」や「国際日本学」を掲げる研究所や大学院課程などを設置する機関間の連携体制の構築などの必要性から、2016年度に「国際日本研究」コンソーシアム準備会が発足、2017年9月1日に「国際日本研究」コンソーシアムが発足しました。コンソーシアムとして国際学会等に参加することで国内外の研究者コミュニティを結び付け、また「国際日本研究」の学問的基盤を構築しながら若手研究者の育成に努めるとしています。 「「国際日本研究」コンソーシアム」サイトが公開されました(日文研, 2018/4/6) http://topics.nichibun.ac.jp/ja/sheet/2018/04/06/s002/index.html 「国際日本研究」コンソーシアム https://cgjs.j
この論集はコンソーシアム設立に向けて5月に開催された国際シンポジウム「なぜ国際日本研究なのか」の報告に基づいて編集された。 著者
本ウェブサイトでは、主に開国以前に成立した日本関連の図書、地図、文書を扱っています。ポルトガル人が1540年代に日本に到着してからペリーが1853年に渡来するまでの間に、様々な西洋人が日本を訪れ、日本についての著述を残してきました。それらは、書簡など文書のままに留まっているものもあれば、西洋において図書として出版され、流布したものもあります。また、日本の地理的情報も西洋で作成された地図の形で普及しました。国際日本文化研究センター(日文研)では、それらのうち、出版された図書や地図を収集してきており、現在およそ400点を所蔵しています。また、オランダのハーグ国立文書館に保管されている、江戸初期の平戸にあったオランダ商館文書の画像データも備わっています。このウェブサイトでは、これらの図書、地図、文書について様々な視点から解説をしていきます。
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