コンゴ共和国の国立公園で初めて撮影されたブービエアカコロブスの親子。同種は、絶滅危惧IA類に指定されている。(PHOTOGRAPH BY LIEVEN DEVREESE AND GAËL ELIE GNONDO GOBOLO) ブービエアカコロブス(学名:Piliocolobus bouvieri)と呼ばれるサルが、初めて写真に収められた。 1970年代に最後に目撃されてから見かけた者がいないため絶滅が心配されていたが、2015年2月、リーヴェン・デヴレーゼ氏とガル・エリー・グノンド・ゴボロ氏の2人の研究者がこのサルを発見、写真に収めた。発見場所はアフリカ中部、コンゴ共和国のントコウ-ピコウンダ国立公園。2013年に野生生物保護学会の支援で設立された、約4570平方kmの公園だ。 母子の姿が写っているこの写真により、珍しいこのサルが現存することが科学的に確認された。ブービエアカコロブスは1