日本では、うどんのおあげだったり、人を化かす存在だったり、他の動物にもあるのにエキノコックスをまき散らす害獣として認識されつつも、どこかに憎めない存在で、ついその挙動を見入ってしまう感のあるキツネ。 飼うとなるとそれなりの覚悟がいるわけだが、野生のキツネの一挙手一投足は人間を和ませるのに十分な破壊力を持っている。 特に雪と交わった場合のかわいさは半端ない。雪景色がとてもよく似合うし放っておけないのがキツネの引力でもあるのだ。
サルが言葉を話せない理由は、口やのどのせい? それとも脳?2016.12.21 07:0820,779 福田ミホ 体の構造的には、じつはしゃべれたみたい! サルや類人猿は人間にとても近い動物で、道具だって使うし、言葉もある程度理解したり、キーボードで意思表示をしたりできます。ただ、人間の言葉を話すことはできません。これまでその理由は、口やのどの構造が話すための音を出すようにできていないからだと考えられてきました。 でも実は、言葉を話せないのは口やのどの構造のせいじゃないらしいことがわかりました。Science Dailyによれば、ウィーン大学のWilliam Tecumseh Sherman Fitch教授らの研究によると、サルの口やのどの構造は、従来思われていたよりはるかに柔軟とのこと。彼らはアカゲザルが声を出したり、ものを食べたり、顔の表情を変えたりする際の口と咽頭のX線動画を撮影し、
生後4週間の時、毛皮工場から救出されたというキツネのアイラ。生まれ落ちた場所が繁殖工場で、自然に返すことができない状態だったという。 そのまま狭い工場で成長させられ毛皮になるのを待つだけの身だったが、今では大自然で暮らす家族の一員となりハイキングが大好きなやさしいキツネとなった。 共に暮らすのは大好きな犬たち。アイラはこのまま犬たちとともに与えられた人生を謳歌していくことだろう。
旧世界ザルの中で最も大きいサル、マンドリル。赤道アフリカの熱帯雨林だけに住む、シャイで人前に姿を見せない霊長類だ。(PHOTOGRAPH BY GIULIANO DEL GATTO, ALAMY STOCK PHOTO) マンドリルやサバンナモンキー、パタスモンキーといった「旧世界ザル」のオスは、あそこのアクセサリーを見せびらかす傾向がある。この記事では、「一部のサルは、なぜ青い陰のうを持つの?」という読者からの質問に答えてみたい。(参考記事:男性生殖器に関する5つの研究) なぜあんなに青いのか? まず何よりも、彼らの青い睾丸は、性的欲求不満によるものではない。 また、ヒヒなどの霊長類の性器が赤くなる現象と同じように、ホルモンの変化によるものでもないと、京都大学霊長類研究所の野生生物学者フレッド・ベルコビッチ氏は語る。(参考記事:動物大図鑑:ヒヒ) 青い色について完全にわかっているわけでは
エチオピアのバレ山脈で、立ち上がって周囲を警戒するエチオピアオオカミ(学名Canis simensis)。(PHOTOGRAPH BY CAGAN H. SEKERCIOGLU, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 博士号を目指して研究していた1991年、クラウディオ・シジェロ=スビリ氏は、エチオピアの険しいバレ山地を調査のために歩き回っていた。探していたのは、エチオピアオオカミ(学名Canis simensis)。アビシニアジャッカルとも呼ばれる、世界で最も希少なイヌ科動物だ。(参考記事:「アフリカ最後のオオカミ」) 当時、エチオピアオオカミの個体数は1000匹を割っており、保護活動が急務だった。しかし専門家のシジェロ=スビリ氏でも、生きた個体をなかなか見つけられない。それどころか、エチオピアオオカミの死骸が点在する荒涼とした風景が目の前に広がっていた。 死骸から
LAUREN C. TIERNEY AND JEROME N. COOKSON, NG STAFF, SOURCES: PETER GERNGROSS, BIOGEOMAPS; JOSEPH LEMERIS, BIG CATS INITIATIVE; ANDREW STEIN, LANDMARK COLLEGE AND IUCN CAT SPECIALIST GROUP; ANDREW JACOBSON, ZOOLOGICAL SOCIETY OF LONDON 現在、野生のペルシャヒョウの87パーセントはイランに生息しているが、カフカス地方でも目撃例があることから、おそらくは小規模な個体群がまばらに存在しているものと考えられる。(参考記事:「ソチ五輪マスコットの動物たち」) 「この計画が目指しているのは、イランに核となるひとつ目の大規模個体群、そしてロシアのカフカス地方にふたつ目の個体群
イギリスの動物行動学者、ジェーン・グドール(1934年4月3日 -)は16歳のとき、野生のチンパンジーに番号ではなく、名前をつけた。これは科学の世界の常識を覆すことだった。かくして動物たちはもはや番号で呼ばれなくなり、彼女はチンパンジーに個性や性格があることを証明した。 それから何年も経ったが、人間は相変わらず地球の仲間たちを過小評価する傾向があるようだ。キツネはキツネとひとくくりにされてしまうがそんなことはないのだ。 「キツネの顔を見れば、みんな違うしそこに個性が表れていますよ」 そう語るのはキツネに魅了されたオランダの写真家、ロエゼリエン・レモンだ。ちょっとおバカなキツネもいれば、賢いキツネもいる。クリエイティブで積極的なキツネもいれば、怠け者で受け身なキツネもいる。とにかく個性豊かであり彼らの顔はそれぞれユニークなものなのだ。キツネの顔にはそれぞれの人生が表れている。ここでは、そうし
フタユビナマケモノのカーミー。生後わずか数カ月で木のぼりの練習をしている。(Photograph by Sam Trull) ナマケモノはいつも笑みを浮かべている。毛むくじゃらで愛くるしく、まるで動物界のカウチポテト族だが、実は問題を抱えている。 中南米には6種のナマケモノが生息しているが、いずれも絶滅の危機に瀕しているか、個体数が激減している。原因は人間による生息地への侵入だ。写真家で、霊長類の保護に取り組むサム・トラル氏は数年前から、樹上に暮らすこのカリスマ的な動物たちを記録している。(参考記事:動画トピックス「ナマケモノの生活」) 「霊長類の仕事をするためコスタリカに移住し、1匹目のナマケモノに出会いました」。その後はこの通りです、とトラル氏は話す。 米国のNPO、キッズ・セイビング・ザ・レインフォレスト(KSTR)が運営する動物保護施設で、トラル氏は多くのナマケモノの赤ちゃんを世話
この判定を行うにあたって、チームはオンラインアンケートでオランダ国内で最も一般的に飼われているペットを調査し、その結果を獣医や救助センターのデータと組み合わせた。それから90匹の人気上位の動物を選んだ(ウサギ、モルモット、ハムスター等の生産動物は除く)。 これらの動物の野生と飼育下に関する情報を、行動生態学、健康、福祉、人間と動物の関係について記した文献から収集。この情報を基に、行動上の必要性と福祉上のリスクを採点し、”ペット適正”を判定する基準を策定した。 「この研究の主な影響は方法論上のものでしょうね」と研究を主導したパウル・クーネ博士。 「オランダには沢山の哺乳類がいますが、昔から政府はその幸せを保証しようとしてきました。だからオランダ動物法によって、生産動物か、特別な知識や技術がなくても飼える種でない限りは、哺乳類の飼育が禁止されています」 チームは今後、さらに270種の哺乳類をラ
アメリカ、ウィスコンシン州グリーンベイのニュー動物園で、飼育員のインターン中だった女性が撮影したミツオビアルマジロ、ローリーの一人遊び。ローリーはこのピンク色の消しゴムみたいなテディベアが大好きだそうで、スタスタと近づいて巻き付いてコロ〜ン!ってまあ、なんてかわいいんでしょう!
2015年にインドネシア当局が押収したセンザンコウの死体。この動物はウロコと肉の需要のために密猟されている。(PHOTOGRAPH BY BINSAR BAKKARA, AP) 香港当局は6月23日、「薄切りプラスチック(sliced plastics)」とラベル付けされたカメルーン発の貨物から、アフリカセンザンコウのウロコ4トンを押収した。この動物1100匹から6600匹に相当し、およそ980万香港ドル(約1億3000万円)の価値があるという。同種のウロコとしては過去最大規模の摘発と、IUCN(国際自然保護連合)は報告している。(参考記事:「密猟象牙の闇ルートを追う」) センザンコウはアフリカおよびアジアに生息する夜行性の哺乳類で、このところ個体数が激減している。数年前には野生生物の専門家から「世界で最も密売されている哺乳類」という不名誉な称号を付けられたほどで、過去10年間で密猟された
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