パチンコをやらない人にとっては全然縁遠いものだろうけど、やる人にとってはなじみ深いパチンコ台。 しかしそんななじみ深いパチンコ台でも、ガラス一枚隔てた中身は絶対に手を触れられないアンタッチャブルな領域だ。 いつも僕らの思い通りになってくれないパチンコ台をパカッと開けて思い通りにいじくってやりたい。 (絵と文:北村ヂン) パチンコ台の命、それは釘! 最近はめっきりやらなくなってしまったけど、学生の頃はヒマつぶしにパチンコをよくやっていた。 あまりギャンブルとして血眼になってやる感じではなかったけれど、テレビゲームみたいに画面上で点数が上がっていくだけではなく、大当たりすると台から実際にドジャーッ! と玉が出てくるのがなんとも気持ちがよくて好きだったのだ。 そんな感じなので、テクニックや理論などはよく分からないままテキトーにやって、なんとなく勝ったり負けたりという感じだったのだけれど、それでも