コロナ禍で堅調だったソロ密旅政府が、外国人観光客の受け入れを6月10日から2年ぶりに再開すると発表した。コロナ禍によってほぼゼロにまで落ち込んだ外国人観光客需要の復活に期待する声は大きいだろう。 インバウンド需要だけではなく、この2年というもの日本人の国内旅行も大きく減少している。盆暮れの帰省すら自粛を余儀なくされたのだから、それも当然といえる。しかし、実はその中でもソロ旅(一人旅)の数はそれほど減っていないことはあまり知られていない。 グループや家族での複数での旅行が行きづらい環境下で、旅行業界や宿泊業界にとってせめてもの救いは、密かなソロ旅客の利用(ソロ密旅)でもあったと思われる。 観光庁の旅行・観光動向調査の2019~2021年までの年間の同行者タイプ別旅行客数構成比の推移をみると、自分ひとりの旅(ソロ旅)の構成比だけがコロナ禍の中でも上昇していることがわかる。もちろん絶対数はソロ旅