岸田文雄首相は、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けを現状の「2類相当」から、季節性インフルエンザと同等の「5類」へ引き下げる方針を固めた。今春の移行を視野に、20日の関係閣僚協議で具体的な検討を指示する。「新型インフルエンザ等感染症」の位置付けを変更することで、医療や社会活動に関する制限措置が緩和される。4年目に入った感染防止対策は、コロナ禍からの社会経済活動の正常化に向け、大きな転換点を迎える。 ▶首相「5類」今春移行を指示へ ...
拡大 中国でのテレビ放送が決まったアニメ「はたらく細胞」((c)清水茜/講談社・アニプレックス・davidproduction) 【北京・坂本信博】日本の新作アニメのテレビ放送が2007年から途絶えている中国で、2月中旬から日本の人気アニメ「はたらく細胞」の放送が決定し、中国のアニメファンの間で話題になっている。擬人化した細胞の視点から身体の仕組みを伝える作品で、新型コロナウイルスへの意識啓発の狙いがあるとみられる。14年ぶりの新作解禁の背景には、対日関係の改善を進める中国政府の姿勢もうかがえる。 「はたらく細胞」は清水茜さんの漫画が原作。酸素を全身に運ぶ赤血球、細菌やウイルスと闘う白血球などの細胞をキャラクターに見立て、「命を守る闘い」を描く。国営中央テレビによると、日本で18年に放送された第1シリーズを2月13日から、同局の映画チャンネルで放送するという。日本では現在、RKB毎日放送な
近代遺産を研究する福岡県大川市のNPO法人「大川未来塾」は20日、明治期に筑後川河口に築かれた治水施設「若津港導流堤(デ・レーケ堤)」について、当初は「制水工」という名称で呼ばれていたことが判明したと発表した。同法人理事の本間雄治さん(67)=佐賀市=が佐賀県議会の史料を調べて解明。「施設の詳細が分かる手掛かりになる」としている。 1890(明治23)年に完成したデ・レーケ堤は全長約6・5キロの石積みの堤で、川を二分するように中央に走る。オランダ人技師のヨハネス・デ・レーケが監修し、内務省土木技師、石黒五十二(1855~1922)が設計。川幅を狭めて水流を速めることで、有明海の干満により川底に堆積する土砂を押し流し、若津港の船の往来を円滑にしたという。 これまで「導流堤」と呼ばれてきたが、完成直前の1886(明治19)年11月5日付の佐賀県議会史料「佐賀県会 速記録」はデ・レーケ堤につ
43人が犠牲となった大火砕流から6月3日で25年となる長崎県の雲仙・普賢岳の溶岩ドーム(平成新山、1483メートル)に、「ようこそ溶岩ドームへ」など複数の落書きがあることが分かった。周辺は島原半島の3市が災害対策基本法に基づいて立ち入りを制限しており、島原市が対応を検討している。溶岩ドームは国の天然記念物にも指定されており、文化財保護法に抵触する可能性もあるという。 今月17日、九州大の研究者による溶岩ドーム視察に、島原市の担当者や西日本新聞記者が同行し、確認した。落書きは頂上付近などの少なくとも4カ所。いずれも黄色の塗料で、岩に人の顔とみられる絵や「あんたはエライ!!」の文字が書かれていた。1年前の視察の際はなかったという。島原市によると、落書きが見つかったのは初めて。 3市は、溶岩ドームから麓にかけての範囲を警戒区域に指定して立ち入りを制限しているが、研究者らが島原市などの許可を得
「進撃の巨人」の世界再現 日田市の大山ダム 作者・諫山さんの地元でイベント [大分県] 2013年09月30日(最終更新 2013年09月30日 00時27分) 高さ90メートルを超えるダムの堤頂部に顔をのぞかせる巨人を見上げ、戦いのポーズを取る参加者巨人の前でポーズを取る地元からの参加者。記念撮影する参加者の姿も 日田市大山町の大山ダムで29日、同町出身の諫山創さんが描く人気漫画「進撃の巨人」の舞台を再現するコスプレイベントが開かれた。ダム堤を巨人から身を守るための壁に見立て、高さ90メートルを超えるダム堤頂部から巨人が顔をのぞかせるという設定で、県内外から1000人を上回る人が詰め掛けた。 進撃の巨人は、人間を食べる巨人との戦いを描いた奇想天外なストーリーで、2009年から別冊少年マガジンで連載。単行本の累計発行部数は2千万部を超える。今春からはテレビ放映も始まった。イベントは諫山さん
九州最大の農業用ダム「北山ダム」(佐賀市)で、建設時に想定した容量の2.6倍に当たる約65万立方メートルの土砂がダム底に堆積(たいせき)していることが29日、分かった。このままでは土砂で取水門が埋まる恐れがあり、九州農政局は55億円をかけてしゅんせつや水門設備の更新などを施す防災工事計画案をまとめた。取水門が埋まってしまえば、ダムの防災機能は大きく低下するという。農政局は来年1月から農業用水の受益者8215人(今年4月現在)への同意手続きを進める方針だ。 農政局は、想定以上に堆積した原因について「周囲の森林の荒廃などで想定をはるかに超える土砂が流入した」と説明。建設時の計画に関しては「問題があったかどうかは不明」としている。 防災工事は冬場にダムの水を抜いて実施。佐賀平野にほかに農業水源はなく、渇水の年に当たった場合、貯水率が十分に回復せず農業生産に影響が出る恐れもある。 北山ダムは国営嘉
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