KDDI、東京電力、パワードコムの3社は8日、KDDIとパワードコムの合併について最終合意し、両社が合併契約書を締結したと発表した。パワードコム子会社のドリーム・トレイン・インターネット(DTI)、フュージョン・コミュニケーションズ、ファミリーネット・ジャパン、アット東京の4社は、東京電力に譲渡することに決まった。 4社の譲渡先については、10月に基本合意が正式発表された段階で、第三者を含めて検討すると発表していた。その後フュージョンは、イー・アクセスが買収交渉を行なっていたことが明らかになったが、合意には至らなかった。 東京電力によれば、譲渡先についてはいろいろな選択肢を検討したが、「東京電力グループのコンシューマ事業との協業効果や電気事業周辺サービスとの親和性」などから、現時点では同社に決定したという。ただし、東京電力の通信事業との統合、あるいは東京電力から他社へ譲渡する可能性などを含