10月26日にNECと米ユニシスが発表した、次世代ハイエンドサーバーの共同開発などを骨子とする提携の内容から、米ユニシスがハード製造から完全に撤退することが分かった。両社はインテルのIA-32またはIA-64を搭載したLSIを共同開発し、2007年にはWindows、Linuxはもちろん、ACOSやOS2000、MCPといった両社のメインフレームOSも動かせる次世代ハイエンドサーバーを市場に投入する。製造と供給はNECが一手に引き受ける。 ユニシスは90年代後半から、クライアントパソコンや下位のサーバー機などの製造を次々と打ち切り、メーカーとしてのビジネスを縮小し続けてきた。残るCMOSチップ搭載のClearPathサーバーと大型IAサーバーES7000も、NEC製の次世代機に取って代わられることになる。今回の提携の背景として、大きいのは、CMOS機の開発にかかる巨額の投資だ。同社の売り上