『21世紀経営学の課題と展望』(経営学論集第72集)「セル生産システムの特性と課題」千倉書房(所収)2002年。 『ポスト・リーン生産システムの探究-不確定性への企業適応』文眞堂、2003年2月。 『経営学総論』佐護・渡辺編著「生産管理」2004年2月。 『経営学の基本視座』 ( 河野昭三先生還暦記念論文集) 藤本雅彦編著 )「セル生産システムの進展要因-2000年代における日本企業の事例を中心に-」まほろば書房(所収)2008年 6月。 『セル生産システムの自律化と統合化』単著、文眞堂p.1~216、2017年9月25日。 「自律分散型組織の統合化-前川製作所の「一社化」を事例として-」 『桃山学院大学・経済経営論集』第52巻第4号 (2011年3月)。 「セル生産システムの課題-自律化と統合化の視点より-」 『桃山学院大学経済経営論集』第50巻4号/桃山学院大学総合研究所( 2009年
我が国の重要産業の一つに位置づけられる自動車産業。 その基礎を築いたのは、トヨタの元社長の豊田英二さんでしょう。2015年3月期のトヨタの連結売上高は27兆円、当期純利益は実に2兆円を超えています。 このような超大企業にトヨタが成長したのには、様々な理由があります。その中でも、豊田英二さんの「すべての技術はなかでやれ」という言葉がトヨタの成長に最も影響を与えているのではないでしょうか? 自動車技術は乗用車から生まれる 昭和27年1月4日。 この日は、トヨタが初代クラウンの開発をスタートした日です。現在のトヨタは、この日から始まったと言えるでしょう。「豊田英二語録」によれば、「誰も乗用車をやるべきだ」とは言っておらず、「トラックをやっていれば会社は安泰」だと思っていたそうです。 ところが、当時の車体工場の次長であった中村さんはそう思っておらず、「今、乗用車をやらないと、この会社の先行きは危う
アジャイル侍とかでよく出てくるかんばん方式って、ホワイトボードにふせんを貼って、どのIssueがどこまで進んでるかって感じで全体を俯瞰できる感じだけど、トヨタの中の人がトヨタ生産方式について書いた本を見た感じ、もともとのかんばん方式はけっこう違う感じと思う。 トヨタのかんばん方式はベルトコンベアーに流れてく部品それぞれにカンバンがついてて、カンバンにはその部品の現在の状態が書いてあるカルテみたいなやつ。ひとつの作業がおわったら書き込んで次に流す。なんかミスってたらひとつ前の工程に戻す。 これって、ソフトウェア開発で言うとGitHubのIssues+PullRequestが近い。なんか新機能を思いついてIssueを立てる。バグを見つけてIssueを立てる。立ったIssueにみんなで意見を書き込む。方針が決まったら、WIPプルリクを立てる。じょじょにPushしていきながら、議論しつつ修正してい
一時金が満額回答の組合員平均205万円(平均38.0歳)、5年ぶり200万円超えと、景気のよいトヨタ。だがその裏では、“応援”で疲弊する中高年が続出しているという。震災復興やエコカー補助金・エコカー減税といった環境の変化に応じて生産量の増減が著しいため、その調整弁として、非正規の期間工だけでなく、ここ数年は、かつては考えられなかった「職制」(=班長など下級管理職のこと)や50代正社員が、応援要員として投入されているからだ。消費増税前の駆け込み需要を見込んで、今年8、9月に入社する期間従業員に限っては「初回の契約を更新すると10万円支給」というプレミアムまで乗せて人手を集めている。トヨタの現場業務はキツく、辞める者が多いからだ。戦力保持のため、毎朝、握力を量り、普段より2割数値が低いと注意を受けるという念の入れよう。昨今の工場内の動きを、現役社員に聞いた。 Digest 「標準作業表」歩く速
MMRC DISCUSSION PAPER SERIES MMRC-J-50 トヨタ生産方式の自動車販売業 への活用と一般化 ―自動車販売業の業務改革プロジェクト― 東京大学 COE ものづくり経営研究センター 田 中 正 2005 年 9 月 東京大学 COE ものづくり経営研究センター MMRC Discussion Paper No. 50 1 トヨタ生産方式の自動車販売業への活用と一般化 ―自動車販売業の業務改革プロジェクト— 東京大学 COE ものづくり経営研究センター 田中 正 2005 年 9 月 第 1 章 1 はじめに 2 自動車販売会社の現況 (1)従来型の販売の特徴 (2)現在の販売課題 3 トヨタ自動車とその生産方式 4 自動車メーカーの販売会社改善支援 第 2 章 ケーススタディー「神奈川トヨタ自動車の業務改革」 1 会社の概況 2 神奈川トヨタの業務改革 (1)
数年前、中東のある国で、大手自動車ディーラーを訪ねたことがある。そこで働く日本人の方のお話を聞くためだった。名前をS氏としておこう。その会社はトヨタ車の販売も多く手がけており、トヨタのOBであるS氏を社内指導に招いていたのである。訪問の主目的は当該国のビジネス事情と官庁との関係をヒアリングすることだったが、氏がご自分がしてこられた事について、淡々と話されるのを聞くうちに、次第に驚嘆の気持ちがわたしの中でふくらんでいった。以下はその時に聞いた話だ(ただし差し障りがないよう、本質的でない点は少し変えてある)。 S氏はもともと、人材育成と社内教育のために、その2年ほど前に呼ばれたのだった。車のディーラーは、業容が拡大すると、売ったらそれで終わり、では済まなくなる。まず、補修用のサービスパーツを自分で手がける必要が出てくる。さらに売上が増えると、自社で保守点検の修理工場を持つことになる。他の不慣れ
競争力を維持するために企業は,組織内部でイノベーションを行う方法を探している。その最初のステップは,新たな製品やサービスについて考え,アイデアを議論し,概念を生み出すための時間を確保することかも知れない。そのためのアプローチには,”フルタイム"の専任チームの設置,イノベーションのための十分な時間の確保,あるいは短時間かつ集中的なイノベーションワークショップの編成など,さまざまなものが考えられる。 Jeff Gothelf氏は自身のブログに,組織内部のイノベーションチームについての記事を書いた。技術革新に専念するチームの構築が重要な理由について,氏は次のように説明している。 効率のよいチームを構成するというのは,リーンチームの成功において,人を雇うのと同じくらい重要なことです。多くの企業は,製品開発組織における個々の分野を,サービスプロバイダ - 内部的なエージェンシ(事業機関)として考えて
歯磨き粉や洗口液などを製造するサンスターが、トヨタ生産方式を採用した。生産に巨大なタンクを使う装置型産業で、必要量だけこまめに生産する多頻度生産へと切り替えるのは容易ではなかった。営業情報の鮮度を上げたり、生産設備を変えたりと様々な工夫で困難を乗り越え、完成品の在庫削減や工場の省人化に結びつけた。 最近、トヨタ生産方式を採り入れる企業が増えている。その多くは、業種こそ違うがトヨタ自動車と同じ組み立て工程が主のモノづくりである。作業者の配置や工程を見直すことで生産性を向上させ、各企業の特性を加えながら改善活動に取り組んでいるケースが多い。 一方で装置産業でも取り組み始めた企業がある。歯磨き粉や洗口液などを生産するサンスターだ。2002年7月からトヨタ生産方式の考えに基づいたSPS(サンスター・プロダクション・システム)に取り組んできた。豊田自動織機OBの水越宏樹氏に指導を受け、トヨタ生産方式
多分、報・連・相の意味は間違って伝えられてるよ | 日系パワハラ http://nikkeiph.com/spinaches/ 私は、会社の"ほうれんそう"が立派に育っているかどうかの一つの目安はイヤな情報、喜ばしくないデータなどが何の粉飾もされずに正しく上に伝えられることだと思っている。 〜中略〜 上の人間が聞いて不快になりそうな情報は、なるべく伝えないようにしようという土壌がいつのまにかできているとしたら、この土壌には"ほうれんそう"は育たない。 そして山崎氏曰く、若い人からの率直な意見は吸い上げ、問題点があるならば改善するなど積極的な反応が大事だといっています。そればかりか、ほうれんそうを腐らせているのは管理職であるとも遠回しに言及しておられます。 この記事に共感したので、 上司と部下の視点で思うところを書いてみます。 ちなみに報連相の定義は、 ホウレンソウとは 〜 exBuzzwo
日本最大の企業、トヨタ自動車の強さを支えるトヨタ生産方式(Toyota Production System、略称TPS)が、ハリケーンの被害にあったニューヨークのボランティア活動を劇的に改善する様子を紹介したこちらの動画に対する海外の反応です。動画の内容もさることながら、こちらの動画は1回再生ごとに一食分の食料をトヨタがNYフードバンクに寄付(最高100万食)するという面白い企画も行われており海外の掲示板でも話題となっていました。 最強の現場をつくり上げる! トヨタ式「改善」の進め方 動画の内容 2012年にハリケーン・サンディの被害を受けたニューヨーク、ボランティアのGeorgeさんは被災者に食料を届けますが、効率の悪い作業に食料を待つ長蛇の列が出来るなど作業がスムーズに進みません。それを改善する為、2人のアドバイザーがトヨタ生産方式を導入し、次のように劇的に改善させます。 ・無駄なスペ
InfoQ: では,変化を受け入れる合意ができたとしましょう。私たちは正しい選択をしたいと思います。それが革新的な変化を伴うのならば,その心構えもします。その一方で,斬新的な変化で大きな改善が望めるのなら,できればそちらを選びたいとも思うでしょう。デリバリや予測可能性,透明性の改善といった観点で,結果を目にしたいのです。 Roock博士: 経験から言えば,かんばん方式を導入するまでは,大きな目標に対する同意が必要です。それはつまり,マネージメントの介入が必要だということです。 あるいは草の根的な "ステルス" アプローチで,マネージメントから隠れて,チーム内だけで事を進めようとする場合もあるでしょう。そのようなアプローチでもある程度は成功できるかも知れませんが,すぐに限界に突き当たってしまいます。企業規模での本当の成功を望むなら,マネージメントの介入は必要なのです。マネージメントと話して,
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