菅官房長官は、札幌市で開かれた政府のアイヌ政策推進会議で、北海道白老町に建設する予定のアイヌ民族に関する博物館や公園について、東京でオリンピックとパラリンピックが開催される7年後までに完成させる考えを示しました。 政府のアイヌ政策推進会議は、アイヌ民族を支援する施策を検討するため平成21年度から毎年開かれているもので、今回、札幌市で初めて開かれました。 会議には、座長を務める菅官房長官のほか、北海道アイヌ協会の関係者や北海道の高橋知事が出席し、北海道白老町に建設する予定のアイヌ民族に関する博物館や公園について意見を交わしました。 この中で、菅官房長官は「2020年に日本でオリンピックが開かれることが決定した。アイヌ民族との共生を象徴するための空間は、7月24日からオリンピックが始まるので、その前に完成させたい」と述べ、東京でオリンピックとパラリンピックが開催される7年後までに施設を完成させ