今回のサメキャンペーンでは、いろいろな論点がごちゃ混ぜになっている。気仙沼のサメ漁に対する非難も、人によって言っていることが、だいぶん違う。いったい、何が問題視されているかを整理してみよう。 1)種・生態系の持続性に関する問題 ヨシキリザメは準絶滅危惧種→絶滅のおそれ 高次捕食者は海洋生態系で重要な役割→獲るべきではない 2)倫理的な問題 ヒレだけ獲って体を捨てるのはよくない 生きたままヒレを獲られて、もがき苦しむサメが気の毒 もったいない サメのようなすばらしい生物を殺すなんて、可哀想!! サメ漁非難の根拠は、資源・生態系の持続性に対する問題と、倫理的な問題の2つに分類できる。自然保護キャンペーンは、持続性と倫理の問題を並べて広げてくる場合が多いのだけど、論点をきちっと分けた上で、議論をしないといけない。 持続性について 持続性を無視して、絶滅するまで獲って良いという人は、ほとんどいない
英国紙ガーディアンが気仙沼のサメ漁業を叩いている件についてわかる範囲で情報をまとめます。 http://www.guardian.co.uk/environment/2011/feb/11/shark-fishing-in-japan 気仙沼のサメの水揚げの80%はヨシキリザメ(blue shark)です。 このサメは、気仙沼周辺に多くいるというわけではなく、マグロ延縄船の混獲で多く漁獲されます。マグロを捕ろうとしたら、サメが獲れるというわけです。以前は、ヒレを切って、胴体を捨てていたのですが、現在は、ヒレだけでなく胴体も持って帰るように水産庁が指導をしていますが、実際、どの程度の船がルールを守っているかは不明です。未だにヒレだけのサメもあるみたいです。 こんな写真もあります。 http://www.pangeaseed.com/pangea/samenyusu/Entries/2010/
Sharks are fished on an industrial scale at the port of Kesennuma, 250 miles north of Tokyo, which accounts for 90% of Japan's shark-fin trade guardian.co.uk As daylight throws its first shadows on to the loading bay, fishery workers begin gutting the sharks before removing their fins with razor-sharp knives. It is a messy, blood-spattered business, and a study in industrial efficiency. The fins a
※注意点:私英語あやふやなので人に伝えるときは原文を当たって自分の言葉で語るか、直接ニュースやblogもしくはここのURLを示すかした方が無難です。英語が出来る方に校正してもらいたい。『「日本のフカヒレ加工は残酷」報道、中国で反日コメント 2010/07/16(金) 17:47:26 [サーチナ]http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0716&f=national_0716_073.shtml』の反論なので上の記事を読んだことを想定して書いています。また、逐次コメントにURL貼って、そのことについて述べています。 ※経緯:①2chで突っ込み所の満載のサーチナの記事を見つける。②英語のソース発見するも、英語苦手なので日本語で書かれたサーチナの記事から反論。②英語の記事の反論する。③記者のblogの反論をする。 続きを読む
気仙沼市では、目前に世界三大漁場の一つである三陸沖漁場を控え、多種多様な魚が水揚げされています。 特に、サンマ、カツオ、サメ等は、日本国内有数の水揚げを誇る港町として全国に知られており、新鮮な魚介類などの、「食」を目的とした観光客も数多く訪れています。 その中でも、日本一の水揚げを誇るサメは、国内で水揚げされる90%が気仙沼港で水揚げされており、「サメの水揚げ日本一のまち」として、また、「フカヒレ生産日本一のまち」として、全国でその名が知られています。 ここでは、気仙沼が古くからサメと密接に関わってきたその歴史や、フカヒレを中心とした食材としての利用、サメ軟骨やサメ皮などを活用した加工品など、ご紹介していきたいと思います。 気仙沼のフカヒレ物語>>こちら 気仙沼でフカヒレ製造が始まったのは江戸時代の末ごろです。当時、市内で商売を営んでいた店の主人が毛皮を取引していた横浜に行った際に、フカヒ
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