激しい炎をあげて燃えるヨシ=17日午前、栃木県の渡良瀬遊水地第2調節池、白井伸洋撮影激しい炎をあげて燃えるヨシ=17日午前、栃木県の渡良瀬遊水地第2調節池、白井伸洋撮影激しい炎をあげて燃えるヨシ=17日午前、栃木県の渡良瀬遊水地第2調節池、白井伸洋撮影 栃木、埼玉など4県にまたがる渡良瀬遊水地で、春を告げるヨシ焼きが17日にあった。東日本大震災の影響で中止され、3年ぶりの実施。放射性物質を含む灰の飛散を心配する住民に配慮し、焼く面積を例年の約4割にとどめた。 遊水地は、山手線の内側の南半分とほぼ同じ3300ヘクタールで、その半分弱が本州最大級のヨシ原。ヨシ焼きは、良質なヨシを育て、害虫を駆除するため昭和30年代に始まった。昨夏にラムサール条約湿地に登録され、希少植物の生態系維持も目的の一つに加わった。 この日朝、ヨシズ農家ら約770人が火入れすると、乾燥したヨシはぱちぱちと音を立てて