二〇二〇年東京五輪のメーン会場となる新国立競技場をめぐり、世界的建築家の槇文彦さん(85)が計画の大幅な見直しを求める論文を発表した。新競技場は自然の美観が保存されている東京・明治神宮外苑の風致地区に立地する。槇さんは、現計画では巨大すぎて歴史のある景観を壊すと懸念。莫大(ばくだい)なコストがかかる恐れもあるのに、関連した情報が知らされていないと指摘する。 (森本智之)
熊本市の文化財保護委員会(小堀富夫委員長、12人)は23日、熊本城の整備や運営に関し文化庁が指摘した問題点について協議した。 委員からは現状への批判が相次ぎ、市文化振興課は委員会後、「熊本城の整備計画を遅らせることも検討する」と表明した。 熊本市は、天守閣の西にある戦後再建された平左衛門丸塀の調査や石垣の修理を行っている。 この復元に対し、文化庁は2月、歴史学や考古学の知識を持つ専門家の組織を作ることなどを文書で要請。城全体の石垣の崩落箇所を詳しく調べ、石垣整備計画を立てることも求めた。また、熊本城全体の活用の状況については「史跡の理解や保護に負の影響を与えかねないものがある」と指摘した。 文化庁はさらに、同庁に出向いた市の担当者に対し、「熊本城の調査研究が不十分」「市の城の運営は客寄せに見えかねない」などと厳しく指摘したという。塀の調査や石垣修理は文化庁のこうした指摘を受け中断した。 2
高度経済成長期、不動産会社の提案する画一的な家に住むことこそが人々の欲望となっていた日本。しかし社会が成熟化した今、人々の欲求は型にはめられた家では満たされなくなっている。日本を代表するデザイナーである原研哉さんは、そうした今の「家」の在り方・マーケットを再構築し、新たな「家」の常識を発信する取り組み「HOUSE VISION」の世話人を務める。そして多様な産業の交差点である「家」を軸に、閉塞感漂う日本の産業界に新しい産業のアクティビティを創出し、“日本の家を輸出”しようと、3月2日よりHondaや無印良品、LIXIL、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)等の企業と、日本の新しい家を創造する「HOUSE VISION 2013東京展」を開催している。経済が成熟し、高齢化が急速に進む日本で、私たちはどんな家に住めば幸せになれるのだろうか。(聞き手/ダイヤモンド・オンライン 林恭子)
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