ウナギが漁獲量の激減に伴う価格高騰で“高値の花”になる中、自ら釣って食べるのが、ひそかなブームになっている。海での産卵を控えた梅雨時期から秋にかけて都市部も含め河川でよく釣れるという。ただ、今年2月には国の絶滅危惧種に指定。漁業法に基づき禁漁期間を設けているのは、稚魚シラスウナギの漁獲量上位の宮崎、鹿児島両県にとどまる。専門家は「シラスウナギを産む大事な資源であり、自粛してほしい」と訴える。【野呂賢治】 今月26日午後9時過ぎ、福岡市中心部を流れる那珂川の河口付近。護岸には釣りざおが30本以上並んでいた。九州最大の歓楽街・中洲のネオンを横目に、ウナギを狙う男たち。この時期、毎日のように見られる光景だ。 ウナギは夜行性のため、釣れるのは主に夕方から深夜にかけて。特に薄暮の時間帯が釣れやすいという。餌はミミズやアサリなど。3年前からウナギ釣りを始めた福岡市中央区の板前の男性(61)によると
日本人に親しまれてきたウナギとマグロが近い将来、食べられなくなるかもしれない。生息数の激減で漁獲や取引の世界的な規制強化が確実視されているからだ。そんな状況を打開しようと、政府は天然資源に頼らない完全養殖の大規模な商業化を平成32年までに実現する方針を決定、国を挙げた研究が進んでいる。 国際自然保護連合(IUCN)は7月、乱獲で激減しているニホンウナギを、絶滅危惧種としてレッドリストに載せるか本格的な検討を開始した。クロマグロは22年のワシントン条約締約国会議で国際取引の全面禁止が提案され、日本などの反対で否決されたが、漁獲量管理の厳格化を求める国際世論は強まっている。日本の食文化を絶やさないためには養殖が不可欠だが、天然の稚魚を育てる普通の養殖は、結局は天然資源の動向に左右されてしまう。抜本的な解決策は成魚から採卵して人工授精し、また成魚に育てる完全養殖の実用化だ。 ウナギの完全養殖
リンク http://muchonov.hatenablog.com/ ニホンウナギがどれぐらい終わっているのかについての図 - Muchonovski always get it wrong 今日のニュースで2013年のシラスウナギ稚魚の漁獲量が昨年比で42%、過去最低の5.6tという報道がされて話題になってるけど、これどれぐらいヤバいかわかりますか。過去資料と比較してみないと、いまいちピンとこないよね。つくりました。国の資料の抜粋です。 見ての通りで特に付け加えることもないのですが、ピーク時には250t近く獲れたものが5tになった状況で、まだ漁業規制が敷かれてないというのがすごい。この状況に関する、水産資源管理研究者の勝川氏の言。 ウナギをどう看取るか? - 勝川俊雄 公式サイト 結論からい
アメリカはタリバン復権を後押しし、アフガニスタンの民意もそれを支えた 民主化が失敗した理由は何か。これからどうなるのか【アフガン報告】6回続きの(3)
「災いを避けるため、川で捕れたウナギは神社の池に放した」と話す安野武行さん。後ろは800年前に村人がウナギを食べないと誓った三島神社=山口市の鯖(さば)地区山口市の鯖(さば)地区の地図 【峯俊一平】生まれてこのかたウナギを食べたことがない。そんな住民が大半を占める集落が山口市にある。22日の土用の丑(うし)の日にも関心はなし。約800年前から「ウナギを食べると災いが起きる」と言い伝えられているためだ。 市中心部から車で1時間。山々に囲まれた鯖(さば)地区には民家26戸が点在し、約50人が暮らす。1180年に焼失した奈良・東大寺を再建する際、鯖村(当時)の木も使われ、木こりでにぎわったという。 その当時の出来事が、言い伝えの起源だ。隣村で捕れた大ウナギが配られ、みんなで食べると、その夜、腹痛を訴える村民が続出。3日後には村全体に疫病が広がり、半数近い村民が死んでしまった。 続きを読む関
(左)まずはナスの皮を手際よくむく川田さん。(右)電子レンジで温めた後、鉄板に並べてたれを塗り、ガスバーナーで焦げ目を付ける。すでに見た目はウナギそっくり=太田市で ウナギの価格が高騰する中、太田市強戸町の飲食店「かわとみ」のナスのかば焼き重が好調だ。消費が集中する土用丑(うし)の日の22日を前に、家庭用セットの通信販売もスタート。考案した店主の川田富勇(とみお)さん(66)は「ナスの漬物に並ぶ大衆メニューにしたい」と意気込んでいる。(美細津仁志)
価格高騰が続くニホンウナギに代わって、東南アジアなどで生息する安いウナギの稚魚が、日本で養殖されて国産品の蒲(かば)焼きとして販売されている。 国内での養殖期間が長ければ、国産と表示できる日本農林規格(JAS)法の規定を利用したビジネスだが、品種を見極められない消費者の誤解を招く恐れがあるとして、水産庁は表示方法のあり方の検討を始めた。 ウナギの品種は19種類あり、国内でよく食べられてきたのは、日本や中国、台湾などで稚魚が取れる「ジャポニカ種」と呼ばれるニホンウナギ。乱獲などの影響で不漁が続いており、22日の「土用の丑(うし)の日」を前に、東京・築地市場では、成魚の価格が5年前の倍近い5000~5500円(1キロ)を付けている。 このため、インドネシアなどに生息する「ビカーラ種」や、アフリカのマダガスカルなどに分布する「モザンビカ種」といったウナギの稚魚の輸入量が、今年に入って急増している
「なすの蒲焼き重」=かわとみ提供ウナギの生産単価 【生田大介、貞国聖子】土用の丑(うし)の日が22日に迫るが、ニホンウナギは品薄で高値が収まりそうにない。食べたいけれど手が出ないという消費者のために、安い別品種のウナギが出回るほか、ナスや鶏肉のかば焼きにも人気が集まる。漁業者らは、激減した稚魚を増やすため、今秋から本格的に禁漁期間を設けるといった対策に乗り出した。 ■別品種が食卓に ニホンウナギの稚魚シラスウナギは2010年から不漁が続き、水産庁は「今年もウナギの高騰は避けられないだろう」とみる。 だが、百貨店の日本橋三越本店(東京都)は、主力の1串1995円のかば焼きの価格を今年は据え置いた。「昨年は前年比3割の値上げをした。さらに上げると買ってもらえなくなる」(広報担当)からだ。 国内で出回るウナギの99%は養殖で、天然の稚魚を捕獲して育てる。大半がニホンウナギだが、それに代わ
生息数が激減しているニホンウナギについて、世界の野生生物の専門家などでつくるIUCN=国際自然保護連合はロンドンで作業部会を開き、絶滅危惧種を分類したレッドリストに載せるかどうか協議を行っています。 IUCNは、生息数が激減しているニホンウナギを含む世界各地の19種類のウナギについて、絶滅危惧種としてレッドリストに掲載するかどうか、今月1日から5日までロンドンで専門家による作業部会を開き協議しています。 ニホンウナギが協議の対象になるのは、今回が初めてです。 作業部会はウナギの個体数のデータなどを分析し、今後は世界の研究者などからも幅広く意見を集め、レッドリストに掲載するかどうか数か月かけて判断することにしています。 IUCNのレッドリストには、法的拘束力はないものの絶滅のおそれがある野生動植物の国際取り引きを規制するワシントン条約で規制の対象にするかどうか決めるための重要な参考資料となり
Gendai.Net(日刊ゲンダイ)2013年6月17日 「中国人はなぜウナギに毒を入れるのか」 いちおう、今年の2月にうなぎ蒲焼きからマラカイトグリーン(抗菌剤)が検出されていた、ということ自体は事実です。ところで、昨年7月22日放送の「報道ステーション SUNDAY」では、中国・出入国検査検疫局が養殖業者に「池で育てるウナギは数を厳密に守れ」「病気になったら12時間以内に報告」といった指示をだしていたことが陰謀論(「中国がウナギ価格をつり上げている!」)の根拠にされていましたが、マラカイトグリーン等の薬物を使わなくても使っても文句を言われたのでは立つ瀬がないですね。買い取り価格を倍ほどにすれば抗菌剤に頼らない養殖も容易になるんでしょうが、その場合にはさらに「足下を見て値段をつり上げてる!」と言い出すでしょうしね。いっそ、ウナギの不買運動でも煽動したらどうですか? 中国の養鰻業者に痛撃を
1: ◆c7UNierYy2 @おなきっつぁんφ ★:2013/05/09(木) 20:35:04.92 0 ID: 小学生が書いた「ごんぎつね」の感想で議論勃発 ごんは撃たれて当たり前? 小学校の国語の教科書では定番の童話「ごんぎつね」。この物語に対する1人の小学生の感想が、 2ちゃんねるのスレッド「姪っ子のごんぎつねの感想が問題になっているんだが……」で議論を呼んでいます。 覚えていない方のために簡単にあらすじをご紹介。いたずら好きなきつねのごんは、ある日兵十が病気の母親のために 用意したウナギをわざと逃がしてしまいます。ところが、その後母を失って落ち込む兵十を見てごんは反省、 償いのために魚や栗を兵十の家に届けはじめます。しかし、そうとは知らない兵十はごんがまたいたずらを しにきたのだと勘違いし、ごんを火縄銃で撃ってしまう。 そこではじめてごんが食べ物を運んでくれていたことに気付くと
【福井悠介】東京都と千葉県の県境を流れる江戸川で釣り人が取ったウナギから国の基準を超す放射性セシウムが検出されたとする研究者の調査結果について、3月末ごろ把握した都と千葉県が、独自調査や情報の公表を先送りしていたことがわかった。両都県は「漁業でなく流通しないので調査しなかった」と説明している。 調査したのは近畿大の山崎秀夫教授(環境解析学)。東京都葛飾区で自営業女性(47)が3月9日に釣ったウナギから、国の基準値(1キロあたり100ベクレル)を上回る147・5ベクレルの放射性セシウムが検出された。ゲルマニウム半導体検出器で調べた。女性は、報道で江戸川下流にセシウムがたまっていると知り、山崎教授へ送ったという。 公的調査の裏付けや、他の魚種への影響を調べる必要性を考えた山崎教授は3月末、水産庁へ通報。同庁は都と千葉県へ知らせたが、両都県は16日までに調査をしていない。 続きを読むこの記事
日本の食卓になじみの深いニホンウナギについて、環境省は、生息数が激減していると判断し、絶滅の危険性が高い「絶滅危惧種」に指定することを決めました。 ニホンウナギは北海道中部より南の日本各地や中国などに生息し、昔からかば焼きなどとして日本の食卓で親しまれています。 しかし、天然のニホンウナギは過度の捕獲や河川の環境の悪化などから生息数が大幅に減り、漁獲量は、ピーク時に比べておよそ15分の1に落ち込んでいるということです。 また、市場の流通量のほとんどを占める養殖のウナギについても、稚魚のシラスウナギから育てられていて、稚魚の漁獲量が大幅に減っているということです。 このため、環境省は専門家と検討した結果、ニホンウナギについて、絶滅のおそれがある野生生物をまとめている「レッドリスト」で絶滅の危険性が2番目に高い「絶滅危惧IB類」に指定することを決めました。 「レッドリスト」には法的な強制力はな
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