[ワシントン 2日 ロイター] - オバマ米大統領は、バグダッドの米国大使館の警備強化のため、米軍要員約350人を追加派遣すると発表した。ホワイトハウスが2日明らかにした。 また、イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」に対抗するため、ケリー国務長官やヘーゲル国防長官をイラクに派遣し、同国との関係を強化する方針だという。
米ニューヨーク(New York)のタイムズスクエア(Times Square)で開かれたデモで、米当局による「水責め」の尋問手法をまねる参加者(2008年1月11日撮影、資料写真)。(c)AFP/Timothy A. CLARY 【8月29日 AFP】米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)は28日、イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」が、シリアで拘束した少なくとも4人の欧米人に対し、拘束期間の早期の時点で水責めによる拷問を加えていたと報じた。これら欧米人の中には、今月殺害された米国人ジャーナリスト、ジェームズ・フォーリー(James Foley)氏も含まれていたとされる。 同紙がイスラム国の手法に詳しい筋の情報として伝えたところによると、人質となったフォーリー氏ら欧米人は「数回」にわたって水責めに遭っていた。人質
ソーシャルメディア上で公開された、シリア北部ラッカ(Raqa)県の砂漠地帯を裸足と下着姿で行進させられる若い男性らを写したとされる映像。男性らはこの後、イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」の戦闘員らによって処刑されたとされる(2014年8月28日公開)。(c)AFP/HO/YOUTUBE 【8月29日 AFP】度重なる残虐行為で世界中を震撼(しんかん)させているイスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」は28日、先週末にシリアの主要な空軍基地を掌握した際に拘束した多数のシリア軍兵士を処刑したと発表した。 イスラム国は砂漠に多数の遺体が山積みされているおぞましい映像をインターネットに投稿し、24日に掌握したタブカ(Tabqa)空軍基地で拘束した兵士らを処刑したと発表した。 イスラム国
オバマ米大統領は20日、イスラム教スンニ派過激派組織「イスラム国」を「がん」と呼んだ。この表現はオバマ大統領が意図した以上に適切だったかもしれない。イスラム国は確かに、中東地域で転移する悪性腫瘍だ。だが、がんと同じように、イスラム国を倒すのはとにかく難しいだろう。それに、治療法によっては患者を死なせかねない。 イスラム国は衝撃的な速さで勢力を拡大してきた。6月にはイラク第2の都市モスルを制圧し、首都バグダッド近郊まで迫った。クルド人自治区を脅かし、「カリフ」を最高指導者とするイスラム国家の樹立も宣言した。オバマ大統領は今月7日になってようやく空爆を決断し、イスラム国の進撃を止めた。 イスラム国は軍事的には失速したが、敗北したわけではない。だが、この流れを変える方法はある。 イスラム国の悪事はここまで恐ろしいものでなければ、漫画的とさえ思えるかもしれない。イスラム国は残虐行為を続け、米国
8月25日、米軍はシリアでイスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」に対する軍事行動を検討している。6月代表撮影(2014年 ロイター) [ワシントン 25日 ロイター] - 米軍は25日、シリアでイスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」に対する軍事行動を準備していると明らかにした。ただ、当局者らは、具体的な行動は何も決定していないとして慎重な姿勢を示した。 デンプシー米統合参謀本部議長の報道官を務めるエド・トーマス大佐は、同組織への対応策として複数の選択肢が検討されているが、周辺地域や欧州各国とも連携する必要があると強調。「デンプシー議長はイラク、シリアの双方で、空爆を含め様々な軍事的手段を検討している」と語った。
【AFP=時事】ナイジェリア北東部ボルノ(Borno)州の学校で14日、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」の重武装集団が、女子生徒100人以上を拉致する事件があった。治安筋や目撃者らが15日、明らかにした。 ナイジェリア首都近郊のバス停で爆発、71人死亡 目撃者らの話によると、武装集団は同州チボク(Chibok)地区にある政府の女子中等教育学校(日本の中学・高校に相当)を日没後に襲撃。複数の建物に放火した上で、校舎の警備に当たっていた兵士や警察官らに向かって発砲を開始したという。 事件後に州都マイドゥグリ(Maiduguri)に避難した同地区の教育関係者によると、警備担当者らを制圧した武装集団はその後、校舎内に侵入。複数の目撃者が語ったところでは、武装集団は生徒らを複数のトラックに乗せて連れ去ったという。 匿名を条件に取材に応じた治安当局者によると、拉致された
マレーシア・ペナン(Penang)の仏教寺院に並ぶ、人々の幸せを象徴するろうそく(2005年5月22日撮影、資料写真)。(c)AFP/Jimin LAI 【11月30日 AFP】マレーシア・ペナン(Penang)州の高等裁判所は29日、そろって2歳の女児に覆いかぶさり窒息死させた中国系マレーシア人の両親とおじの計3人に有罪判決を言い渡した。親族らは女児に悪霊が取りついているとして、悪魔払いの儀式を行っていた。 チュア・ワン・ズエン(Chua Wan Zuen)ちゃん=当時(2)=は昨年8月、両親ら親族8人に悪霊を追い払うためとして数時間にわたって毛布をかぶせられ、押さえ付けられたことが原因で死亡した。 被告らの弁護士によると、ペナン州北部にある高等裁判所はエンジニアの父親と伝統的な薬草医の母親、おじの3人に罰金1万リンギット(約32万円)を科した今年8月の一審判決を取り消し、それぞれ禁錮1
【テヘラン=酒井圭吾】イランのロハニ大統領は、3日で就任から3か月を迎えた。 「過激主義からの転換」を訴えるロハニ師に呼応し、改革派や都市住民はイスラム教に基づいた社会的タブーを排除する動きを強め、改革機運は高まっている。だが、保守強硬派との対立は深まっており、核開発を巡る欧米との交渉の行方とあわせ、難しい政権運営を迫られそうだ。 ◆消えた警官 テヘラン中心部ミラッド地区にあるコンサート会場。10月31日夜、1000人の若者が、ポップ音楽に合わせて踊っていた。女性の大半が、頭髪を覆う「ヘジャブ」を後ろに下げ、金色や茶色の髪があらわに。会場前には、ヘジャブ不正着用を取り締まる警察の車両があったが警官の姿は見えなかった。 「会場内を巡回する警官が急に消えた。ロハニ大統領のおかげだよ」。会社員キャリミさん(45)は興奮気味に話した。 8月の大統領就任後、社会的自由拡大や規制撤廃を求める声は日増し
豚の成分を使わない食品などイスラム教徒のための製品であることを示す「ハラル」と呼ばれる認証を日本企業などが受けやすくするため、マレーシア政府は日本の商社らと提携して認証のための拠点施設を東京などに設けることになりました。 豚やアルコールの成分を使わないイスラム教徒のための食品や化粧品などは「ハラル」と呼ばれていますが、マレーシアでは政府がハラルの認証制度を設けハラル産業の育成に力を入れています。 18日は、首都クアラルンプールの近郊でマレーシア政府の公社の代表と、日本の商社や香港などの企業の代表が業務提携の署名式を行い、ハラル認証のための拠点施設が東京などに設けられることになりました。 拠点施設にはマレーシアの公社から専門家が派遣され、ハラルの基礎知識や申請方法について講義を行うほか、企業の工場なども視察して認証に向けた指導を行うことにしています。 日本の企業にとってハラルの認証が受けやす
宗教的服装禁止に抗議=イスラム教徒ら数万人−カナダ 宗教的服装禁止に抗議=イスラム教徒ら数万人−カナダ 14日、カナダ東部モントリオールで行われた宗教的服装禁止に反対するデモ(AFP=時事) 【モントリオールAFP=時事】カナダ東部ケベック州で、公務員が宗教的な服装で勤務することを禁止する州法案が審議されることになり、最大都市モントリオールで14日、数万人が参加する大規模な抗議デモが行われた。 法案では、イスラム教徒の女性用スカーフ、シーク教徒のターバン、ユダヤ教徒の帽子「ヤムルカ」などの着用を禁止。大きな十字架も駄目だが、「目立たない」装飾品なら許される。 デモ参加者の大半はイスラム教徒で、既に同様の制度を導入済みのフランスを引き合いに「ケベックはフランスではない」と叫び抗議した。 州政府は「宗教的中立」を守るのに必要な法案と訴えている。ただ、州議会に掲げられた十字架については「文
フィリピン・サンボアンガ(Zamboanga)で、トラックの荷台からイスラム武装勢力の陣地に銃を向けるフィリピン軍の兵士(2013年9月14日撮影)。(c)AFP/TED ALJIBE 【9月15日 AFP】イスラム武装勢力「モロ民族解放戦線(MNLF)」の襲撃を受けたフィリピン南部ミンダナオ(Mindanao)島の商業都市サンボアンガ(Zamboanga)では14日、フィリピン軍が武装勢力を排除すべく作戦を続けた。一方、政府と武装勢力による休戦交渉は決裂した。 マヌエル・ロハス(Manuel Roxas)内相は報道陣に対し、サンボアンガでMNLFの人質になっている住民は前日の100人以上から7人程度に減ったとする警察の推計を発表し、「これまでのところ、襲撃を押さえ込みつつあることにとどまらず、今後の活動の余地が狭まる程度にまでMNLFを圧迫したことは確かだ。現在、徹底排除に向けた攻撃を行
ドイツに住むイスラム教徒の女子生徒(13)が宗教上の理由から、学校で男子と一緒に行われる水泳の授業に参加しない権利を認めるよう求めた訴訟の判決公判が11日、ライプチヒの連邦行政裁判所(最終審)であった。行政裁は訴えを退け、イスラム教徒の女子は手足の先と顔しか露出しない特別な水着を着れば授業に参加可能だと指摘した。 イスラム教の戒律は女性に、近親者以外には肌を露出しないよう定めており、信教と教育のどちらを優先させるべきか、論議を呼んでいた。行政裁は信教の自由を理由に授業を拒否できるケースがあると指摘。ただ水泳は当たらず、イスラム教徒の女子には「ブルキニ」と呼ばれる特別な水着を着るよう求めた。 DPA通信によると、女子生徒は両親がモロッコ出身で現在フランクフルトに住んでいる。上半身裸の男子と一緒に授業を受けることも戒律違反と主張した。ブルキニは全身を覆うイスラム教徒の女性の衣装「ブルカ」と「ビ
関西空港のターミナルビルの一角にあるイスラム教徒がお祈りをするための部屋。約30平方メートルで、マットなど礼拝に必要な備品もある=23日午後、関西空港イスラム教徒が食べても問題がない食事を出す店として認証を受けた看板(右上)を掲げる関西空港内の讃岐うどん店=23日午後、関西空港 関西空港がイスラム教徒の多い東南アジアからの旅行客の受け入れ対応を急いでいる。インドネシアやマレーシアなどからの訪日が増えているためだ。宗教上の習慣に配慮して旅行客をさらに呼び込み、空港の利用拡大を目指す。 「日本初のムスリム(イスラム教徒)フレンドリーエアポートを目指す」。新関西国際空港会社の田部章寿ターミナル営業部長は23日、会見でイスラム教徒向けの施策を発表した。要望の多い、原則1日5回行う礼拝の場所と宗教上の制約が多い食事に配慮する。 年度内に、現在はターミナルビルに1カ所しかない礼拝用の部屋を、保安
レバノン北部トリポリ(Tripoli)のイスラム教スンニ(Sunni)派モスク(礼拝所)の外で起きた爆発の現場から立ち上る煙(2013年8月23日撮影)。(c)AFP/IBRAHIM CHALHOUB 【8月24日 AFP】レバノン北部トリポリ(Tripoli)で23日午後、2か所のイスラム教スンニ(Sunni)派モスク(礼拝所)の外で自動車爆弾が爆発し、42人が死亡、数百人が負傷した。当局が伝えた。レバノンで1975~90年まで続いた内戦以降で最多の死者を出した攻撃となった。 同市では、内戦が続くシリアの反体制派を支持するスンニ派と、バッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権側を支持するアラウィ(Alawite)派の衝突が頻発しており、死者も多数出ている。同国では1週間前、アサド政権を支援するシーア派組織ヒズボラ(Hezbollah)が首都ベイルート(Beirut)に持つ
エジプトでは、暫定政府が、事実上のクーデターに抗議を続けるイスラム組織ムスリム同胞団の最高幹部を拘束するなど徹底した取り締まりを進めており、同胞団は組織だった行動が難しくなっているもようです。 エジプトでは、大統領職を解任されたモルシ氏の支持母体のムスリム同胞団を中心とするデモ隊を治安部隊が強制的に排除して以降、衝突が全土に拡大し、死者の数は850人を超えています。 治安当局は、20日、首都カイロで潜伏中のムスリム同胞団の最高幹部、バディヤ団長を拘束したほか、中部のベニスエフで、建物に立てこもっていた同胞団のメンバー32人を銃撃戦の末、拘束しました。 これに対して、ムスリム同胞団は、カイロ市内で記者会見し、「民主的に選ばれたモルシ氏が復権するまで抗議を続ける」として、支持者に対し、引き続き抗議行動を行うよう呼びかけました。 しかし、首都カイロでは、治安部隊によってデモが徹底して抑え込まれて
「日本には“ハラル”がありますか?」とマラヤ大学のムスリム(イスラム教徒)の教え子に聞かれ、即答できなくて困ったことがある。 同大学はマレーシアで唯一、日本研究を専門とする東アジア研究学科(日本研究、中国研究、韓国研究)を設置しているが、創設以来、日本研究は常に一番人気の学科。学生のみんなが“憧れの日本”に一度は行ってみたいと思っている。 マレーシア最古の国立大学でもあり、国内では最多数の日本人留学生が学んでいる(国立大学からの留学生が中心)。マレーシア人の学生たちは、交換留学制度や姉妹校提携を結んでいる大学への留学や短期交流イベントで、日本を訪問することを楽しみにしている。 ハラルとは? そしてハラル認証規格とは何か しかし、いつも学生の頭を悩ますのが、本当は楽しみであるはずの「食事」。本場の日本料理を堪能できると楽しみにするところが、日本国内には、多民族国家の米国などの諸外国と比較して
ドバイ(CNN) アラブ首長国連邦(UAE)ドバイで強姦(ごうかん)の被害に遭い、不法な性行為などの罪で禁固刑を言い渡されたノルウェー人女性が22日、一転して恩赦を与えられ、帰国する見通しとなった。 女性はマルテ・デボラ・ダレルブさん(24)。ドバイでの記者会見で安どの表情を見せ、事態の急展開にやや戸惑いながらも「素晴らしい気分です。できるだけ早く帰国したい」と語った。没収されていたパスポートは返却され、同日午後に出国ビザの申請手続きを済ませたという。 ノルウェー外務省の報道官によると、ドバイ首長を務めるUAEのムハンマド・ビン・ラシド・マクトム副大統領が「ダレルブさんは自由に出国できる。国外追放ではなく、希望すればドバイにとどまることも可能だ」と述べた。渡航の手続きは一両日中に完了するという。 ダレルブさんの弁護士によると、恩赦によって事実上、事件自体が白紙に戻る。ダレルブさんに有罪判決
ドバイ(CNN) アラブ首長国連邦(UAE)ドバイで強姦(ごうかん)の被害に遭ったと現地警察に届け出たノルウェー人女性が、不法な性行為などの罪で禁錮1年4カ月の刑を言い渡されたことが分かった。本人が22日までに、CNNとのインタビューで語った。 この女性は、ノルウェー出身でカタールのインテリアデザイン会社に勤務していたマルテ・デボラ・ダレルブさん(24)。今年3月に同僚3人とともにドバイへ出張した。夜中にホテルのバーから部屋に戻る際、スーダン人の同僚男性に送ってほしいと頼んだところ、自室とは違う部屋へ連れて行かれた。 ダレルブさんは抵抗したが一瞬気を失い、気付いた時には強姦されていたという。目覚ましのノックがあったのをきっかけに逃げ出し、ホテルの受付から警察に通報した。 男性の警察官10~12人が駆けつけ、ダレルブさんと同僚の双方から事情を聴いた。ダレルブさんはその後、市内の警察署へ連行さ
イラクの首都バグダッド(Baghdad)北方のイスラム教スンニ派(Sunni)居住区サマラ(Samarra)の広場で、自動車爆弾による自爆攻撃の現場を見る人々(2013年7月5日撮影、資料写真)。(c)AFP/MAHMOUD AL-SAMARRAI 【7月21日 AFP】イラクの首都バグダッド(Baghdad)で20日夜に爆弾事件が相次ぎ、65人が死亡、190人が負傷した。イラクは2008年以来の治安悪化を抑制するのに苦戦しており、今月の死者はこれまでに520人を上回っている。 警察関係者と医療関係者によると、この日はバグダッド市内で12台の自動車と道路脇に仕掛けられた爆弾が爆発。バグダッド南方のマダイン(Madain)でも爆発があった。 バグダッド市内の爆発は、イスラム教の断食月ラマダン(Ramadan)中に行われる日没後の断食明けの食事(イフタール)を済ませ、買い物をしたりカフェでくつ
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