フランス・パリ(Paris)のレストランの窓に掲示された、鍋と屋根をデザインした「fait maison(自家製)」の認証ロゴマーク(2014年7月15日撮影)。(c)AFP/MIGUEL MEDINA 【8月29日 AFP】フランス料理の精緻な食の伝統が国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の無形文化遺産に登録された後も、フランスは自国の食文化を守るため全力を尽くしている。7月、フランス当局は国内の飲食店向けに「自家製」の認証制度を設けた。 新制度は、レストランで提供される料理について、自家製か、それとも冷凍食品など出来合いの料理なのかを厳格に区別するものだ。レトルト食品や冷凍食品を温めただけの料理を、いわゆる「レストラン価格」で出す店が増えているとの苦情を受けての措置だ。 これまでフランスでは、食品卸売業者から購入した調理済みのテリーヌやデザートでもメニュー上では「自家製」とう