巨大発電所中止求めデモ ジャカルタの日本大使館前 - MSN産経ニュース日本が官民一体となりインドネシア・ジャワ島で進めるアジア最大級の石炭火力発電所建設計画の用地買収が難航している問題で、建設予定地の住民と環境保護団体のメンバーら約１２０人が２２日、首都ジャカルタの日本大使館前で建設中止を求めるデモを行った。 デモ隊の代表は安倍晋三首相宛ての書簡を大使館に提出した。書簡は「環境を汚染し、われわれの生計を奪う発電所建設を断固拒否する」「（事業会社に出資する）日本企業は住民への嫌がらせや農地の破壊など多くの人権侵害を行った」などと訴えた。 伊藤忠商事と電源開発（Ｊパワー）が出資する事業会社ビマセナ・パワー・インドネシアは人権侵害を否定した。計画では、用地確保が事業資金の融資の条件。買収難航で１０月６日の期限までの資金調達は極めて困難な情勢だ。（共同）
