ボンカレー半世紀 いかに「死の谷」を乗り越えたか?大塚食品 ボンカレー(上)2021 / 6 / 22 1968年に大塚食品が生み出した世界初の市販用レトルト食品「ボンカレー」は日本の食文化にカレーとレトルト食品の両方を浸透させた立役者といえる。お湯で温めるだけで「誰でも、簡単に、すぐに食べられる」を実現したレトルト食品は日本だけでなく世界の食品マーケットを大きく変えた。世界初の市販用レトルト食品はなぜカレーだったのか。ボンカレーの誕生ストーリーをひもとくと、開発と事業化の間に横たわる「死の谷」を乗り越えたイノベーションがみえてくる。 大塚食品は4月、ボンカレーのブランドサイトを新たに開設した。公式アンバサダーにタレントの乙葉さんを起用し、ボンカレーが家庭の中でどのように愛されてきたかをストーリー仕立てにしたスペシャルムービー「しあわせを、ほおばろう。」編を公開。家族とキャンプに出かけて食