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読書中と精神と障害に関するtakahiro_kiharaのブックマーク (3)

  • 精神障害者は20世紀をどう生きたか

    精神障害者は20世紀をどう生きたか秋元波留夫精神病者監護法のもとで 今から80数年前の1918年、日の精神医学と精神医療の創始者としてよく知られている当時の東京帝国大学教授呉秀三は、その著書「精神病者私宅監置ノ実況及ビ其統計的観察」で、「我邦十何万ノ精神病者ハ実ニ此病ヲ受ケタルノ不幸ノ外ニ、此邦ニ生レタルノ不幸ヲ重ヌルモノト云フベシ」という有名な言葉を残している。私はこの言葉ほど、切実に精神障害者の運命を表現した言葉はないと思う。このは全国にわたって座敷牢の実情をつぶさに調査してその悲惨な状況を克明に記録したドキュメンタリーであるとともに、この非人道的な座敷牢を合法化し、その全国的広がりを許している「精神病者監護法」(1900年制定)と、これを黙認している明治政府を糾弾する告発の書でもあった。 精神障害者の「此邦ニ生レタルノ不幸」の源泉ともいうべき「精神病者監護法」は当時、野放しになっ

  • 「異常」と「正常」はどうやって生み出されてきたのか──『誰も正常ではない――スティグマは作られ、作り変えられる』 - 基本読書

    誰も正常ではない――スティグマは作られ、作り変えられる 作者:ロイ・リチャード・グリンカーみすず書房Amazon近年、ADHDや自閉症、うつ病などの精神に関わる病にかかること、かかったことを周囲の人間に伝えることは徐々に当たり前のものになりつつある。精神病は誰でもかかりうるものであり、うつ病はこころの風邪であって、調子が悪いときにはメンタルクリニックに行けばいいのだと、特に若い世代を中心にして認識が変わってきた。 数世代前までは自閉症やうつをカミングアウトすることには重いスティグマが伴ったことを考えれば、大きな変化である。スティグマとは汚名や烙印を指す言葉だが、ようはそれを公表したり、バレたりすることで自身の恥、不名誉となり、解雇や排除されたりといった相当な不利益を背負うもののことをさす。現状、精神病に関する認識は変わってきたとはいえ、まだスティグマは残っていて、誰もがおおっぴらに公表でき

    「異常」と「正常」はどうやって生み出されてきたのか──『誰も正常ではない――スティグマは作られ、作り変えられる』 - 基本読書
  • アスペルガー障害がなくなったの? - あらたまこころのクリニック | 名古屋市瑞穂区の心療内科・精神科

    【目次】 診断基準が変わっても、患者様の困りごとがなくなるわけではない アスペルガー症候群という病名がなくなって、どうなったの? スペクトラムという考え方 自閉症スペクトラムとは? 神経発達障害という分類 おわりに はじめに アスペルガー症候群という言葉は、一般にも認知され、今ではかなり普及している言葉だと思います。ちなみに、amazonでアスペルガー症候群で検索すると1000冊以上のがヒットします。しかし、最近、精神医学の世界では、アスペルガー症候群という名前はあまり使われなくなり、ASD、自閉症スペクトラム障害という言葉で統一されつつあります。 精神疾患の診断分類として世界的に広く利用されている診断基準が2つあります。DSM-5(アメリカ精神医学会の診断統計マニュアル第5版)とWHO(世界保健機構)が使っているICD-11、国際疾病分類です。 DSM-5は、2013年にDSM-Ⅳ(ロ

    アスペルガー障害がなくなったの? - あらたまこころのクリニック | 名古屋市瑞穂区の心療内科・精神科
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