復旧作業が進められている国道230号中山峠付近の土砂崩れ現場=8日午前、札幌市南区、北海道テレビ提供 日本列島に台風なみの風雨をもたらした低気圧は、8日朝には中心部が北海道の東に到達。北海道や東北地方で、土砂崩れなどの被害が出た。雨は収まったものの、北海道のえりも岬で39・4メートルの最大瞬間風速を記録するなど、北日本・東日本で強風が続いている。 札幌市南区定山渓の中山峠を通る国道230号では7日午後、約50メートルにわたって土砂崩れが発生した。14・3キロが通行止めとなっている。復旧のめどは立っていない。 北海道開発局によると、土砂崩れは札幌市南区の定山渓温泉から5キロほど中山峠方向に入った地点。国道わきの斜面が長さ約50メートル、幅40〜50メートルにわたって崩れ落ち、道路にひび割れが発生した。大雨と雪解け水が原因とみられる。室蘭市の国道37号でも、強風のため一部区間が通行止めと