「私たちの『表現の不自由展・その後』」公式サイトより 「あいちトリエンナーレ2019」の一部として展示されたものの、抗議活動を受けて会期中に中止となった「表現の不自由展・その後」。その一部を再展示する「私たちの『表現の不自由展・その後』」が7月6日、名古屋市内のギャラリーで始まった。 しかし8日、展示施設に“爆竹のようなもの”が届いたことで、美術展は会期途中で中止を余儀なくされた。ツイッターには「テロは絶対に容認してはならない」「テロと報じないのは五輪のためか?」などと憤る声が見られる。 これに対し、ある地方都市の美術館に勤める学芸員のAさんは、「表現の不自由・その後」関連のイベントが、もはや美術展ではなく党派的な政治活動の場になっていると指摘。「表現の自由」の議論が矮小化されることを懸念している。 「テロを引き起こしたのは美術展側」とも言える ――「表現の不自由展・その後」、私は実物を見