いまも若手起業家などから“憧れの存在”として見られることも多いという堀江貴文氏だが、当の本人はそうした人たちに対して意図的に距離を置いている。堀江氏は「別に目指すのは構わないが、イメージだけを追いかけているのは困りものだ」と語る。いったいその真意はどこにあるのか。 堀江氏が最新刊『属さない勇気』で解説している、働き方や生き方の未来についての新たな提言を短期集中連載。第2回は、表層的なライブ体験ではなく、本質を学ぶことの重要性について解説する。 * * * 私は長年、フリーエージェント(組織に雇われない働き方をする人)風の人たちに、教祖のように崇め立てられている。 高級スーツを着た若手起業家を名乗る若者が、「堀江さんの本を全部読んでます!」とか、「堀江さんを目標にしてます!」と、しょっちゅう寄ってくる。もし私の本をきちんと読んでくれているのなら、もっと他のビジネスに目が向くのではないかと思う