日々のニュースの中に「学び」のきっかけがあります。新聞を読みながら、テレビを見ながら、食卓やリビングでどう話しかけたら、わが子の知的好奇心にスイッチが入るでしょうか。ジャーナリストの一色清さんが毎週、保護者にヒントを教えます。(写真は、「成人の日を祝うつどい」に出席した新成人たち=2022年1月10日、横浜市港北区の横浜アリーナ、瀬戸口翼撮影) 146年ぶりの引き下げ 成人年齢、つまり法律的におとなになる年齢が4月に20歳から18歳に引き下げられます。1876(明治9)年以来、146年ぶりの成人年齢の変更となります。変更後は18歳になれば携帯電話を買ったりアパートを借りたりする契約行為を親の同意なしにすることができるようになります。ただ、おとなを実感する「酒やたばこは20歳から」という決まりは変わりませんし、刑事事件を起こした時などにおとなと違う扱いをすることを決めている少年法の対象年齢も