サカナの食べ方でまず思い浮かぶのは「お刺身」。しかしよくよく考えると、淡水魚をお刺身などの生食で見かけることはありません。これはなぜなのでしょうか。その背景にはとても恐ろしい寄生虫がいたのです。 (アイキャッチ画像提供:PhotoAC) Tweet サカナの生食文化 四方を海に囲まれた日本では古くからサカナ料理が愛されており、世界を代表する魚食大国といっても過言ではありません。中でも特徴的なのが刺し身や寿司などの生食で、中国やアジア圏の一部の国では同様に食べられてはいるものの、ここまで文化として根付いているところは他にはありません。 この大きな理由としては、海から近くサカナがすぐに食べられたことや、衛生面に恵まれていたこと、鮮度を保つために様々な工夫が施されてきたことなどが考えられます。 しかし、よくよく考えると、生食で食べているのはマグロやタイ、アジやイカなど、どれも海のサカナばかりで、