米ニューヨークに住むすメリッサ・ペトロは作家で、結婚して4年になる夫と2人の子どもがいる。彼女と夫は、仕事と子育てを交代でこなしている。ペトロによると、パンデミック(感染症の大流行)のなか、12カ月の子と3歳の子を常に世話する生活は「せわしなく、疲れてしまい、セックスどころではない」。最近、夫は居間のソファで寝ている。 「私は、欲求がないわけではない」と彼女は言う。「セックスしたいと思う魅力的なパートナーだけど、すべきことがあまりにも多い。時々、自分たちのセックスライフに絶望的になる」 これはペトロだけのことではない。新型コロナウイルスが結婚生活に及ぼす影響についてのキンゼイ研究所の調査によると、既婚者の24%はパンデミック以前よりセックスの回数が減り、女性の17%がパンデミックになってからの性的および感情の満足度は低下したと報告している。昨春以降の別の研究は、カップルの3分の1がパンデミ