ALIVE海外ニュース 2009.3-4 翻訳:宮路 飼育ゾウは野生に暮らすゾウの半分の寿命しかない 研究者はゾウの健康チェックと飼養の段階的廃止を要請 ゾウが人間の飼養下では深刻な健康問題を抱え、はるかに寿命が短いことを示す2 つの研究が発表され、動物園でのゾウの飼養の段階的な廃止を促す意見が出ている。 動物園で生まれ、飼養されるゾウは、捕食動物の餌食になることもなく、野生よりも良い環境で暮らしているにもかかわらず、原産国のアフリカやアジアにいる野生の個体の半分しか寿命がないという。 死亡原因の多くは肥満と関連があると考えられている。というのも、栄養たっぷりの食事を与えられ、狭いオリの中でほとんど運動できないからだ。また、動物園から動物園へ移動させられたり、母親と離されたりすることから来る、過度のストレスにも原因があるという。 科学者は、動物園が肥満の個体やストレスを受けている個体を特定