ベトナム戦争の真実全3本 戦場を自由に報道できた最初で最後の戦争 ベトナム戦争は、戦場を自由に報道できた最初で最後の戦争でした。戦場に、多くのジャーナリストや従軍カメラマンが同行し、戦争というものがどういうものか、その実態を世界に伝えたのです。ここには、ベトナム戦争を優位に進めようとしたアメリカの誤算がありました。 世論をコントロールできると考えていたアメリカ政府 ベトナム戦争に対する国民の理解を得るためにアメリカが考案したのが、高度な広報戦略でした。それは、戦場での報道を奨励し、取材陣を支援することで、世論の好印象を作り出そうとする作戦でした。アメリカは多くの報道機関に対し、特派員の派遣を働きかけます。また、海外の報道機関にも積極的に援助し、報道を奨励しました。輸送手段の提供や、現地の案内もアメリカ軍が行ったのです。そうすることで、メディアをアメリカ側に取り込み、アメリカに好意的な報道を